今週の夜王 第151話「独りじゃない」


 女衒の零(アミバ様)の虜となってしまった、高橋先輩の彼女・梨佳を救うため、遼介は思い切ってロミオを(1ヶ月だけ)退店し、アミバ様のいる「スナイパー」に入店。するとアミバ様から、次回梨佳がスナイパーへ遊びに来る際、アミバ様と遼介とでプレゼントを用意し、どちらかを梨佳に選んでもらう形で決着をつけようという話を持ち掛けてきました。そして遼介もこの勝負に乗ることに。
 かくして梨佳の運命をも左右する「プレゼント対決」が勃発。遼介は高橋先輩から、梨佳と仲良くやっていた頃の話を聞き…!?



 梨佳がスナイパーを訪れ、ついにプレゼント対決決戦の日。梨佳に声をかける遼介ですが、アミバ様に連れられた梨佳はあっさりと遼介を無視。


(遼介さん…申し訳ないけど、あなたのプレゼントは受け取れない…
あなたは早くロミオに帰らなくちゃいけないんだから…)


 梨佳は自分のためにここまでムチャをする遼介を心配し、わざと遼介のプレゼントを選ばない気のようです。まあ、仮に遼介が勝てばアミバ様から梨佳を取り戻したぞー!と、とっととスナイパーを辞めてロミオに帰ってくるんでしょうけどね。
遼介って奴はそういう奴ですから(w そしてそれが夜王クオリティ。


 さて、席に着いた梨佳にアミバ様が早速プレゼントを手渡します…って、おいおい、こういう勝負では、


プレゼントを先に出したほうが確実に敗北する


というのが、マンガ界のお決まりのパターンじゃないか!!美味しんぼ」とか!!

この時点で、アミバ様の敗北は確定したも同然ですよウワァァン・゚・(ノД‘)・゚・


 しかし、そんなことなどお構いなしにアミバ様は梨佳にまず、バラの花束をプレゼント。そして花束の中には、旅行券と航空券をしのばせ、「アメリカの北カリフォルニアにあるバラ園を一緒に見に行きましょう!!」などと言い出しました。「そんな大層なプレゼントは受け取れません…」と遠慮する梨佳に、アミバ様は「僕は…このプレゼントが梨佳さんに喜ばれると選択しただけです」と、畳み掛けてきました。
 でも、そんな歯が浮くような台詞を吐いていても、アミバ様の心の中では…。


「これからお前が汚い男どもに
股を開きながら俺に支払って行く金額に比べれば
問題にならんほど安いものさ…」


 本音キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!

 邪悪な笑みを浮かべているアミバ様にすっかり騙されて、顔を赤らめちゃっている梨佳。あーあ、コイツもおめでたいヤツだこと。どうしてこんな頭の軽いのに高橋先輩は惚れちゃったんでしょうか(w


 そして後攻の遼介がプレゼントを渡す番です。すると遼介は梨佳に10分だけ待ってくださいと言い残して、厨房に入っていきました。

 そして何かを造り始めるのですが…このシーン、遼介が包丁を握って料理をしているシーン描写がまったくありません(包丁で何かを切っているコマはあるけど、手元だけしか描かれてません)。
つまり、遼介自身が料理を作っているとは限らない…という可能性もあるわけでして。となるとやっぱり高橋先輩が厨房にいて、料理を作っている…なんて展開もあるかもしれません。


 10分後、遼介が出来上がった料理をもって登場。ソレを一口食べた梨佳は、すぐにそれが何の料理であるかが分かりました。それは…。高橋先輩が作ってくれた、思い出のゴーヤ・チャンプルー!!


「まだ間に合います!自分を傷つけながら
先輩から離れようとすることなんてやめてください!!」


 高橋先輩が昔作ってくれた、懐かしの味を思い出して、思わず皿を持つ手が震える梨佳。この異変を察知したアミバ様は、梨家の手からゴーヤ・チャンプルーの皿を取り上げて、思いっきり遼介の顔面めがけてブン投げ!!なんかこの時のアミバ様のブン投げ方が、まるでクリリンの得意技である「気円斬」みたいで非常に笑えます。


 アミバ様の投げた皿は遼介の顔面に命中し、遼介の額がぱっくり割れて鮮血がほとばしってしまいました。この一種触発の展開で、梨佳はどう動くのかー?というところで、つづく。


 まあそれにしてもだ。今週は1箇所ものすごいコピーがありました。遼介が梨佳に挨拶をするものの、あっさりと無視されるシーン。まあ見てください。




ちょwwwwなにこれwwww


 このあからさま過ぎるコピー技術は、もはや、満☆画太郎先生クラスのコピーっぷり!!
すげえよ井上先生!!