もうね、今週の夜王はいろんな意味で凄過ぎ(w 今週の「テニスの王子様」の「同調」(シンクロ)といい勝負です。
手元に今週号のYJのある方は、ぜひとも手にとって、このレビューを追いながら読んでいって下さい。
自分の客にガンガン金を使わせ、その金を消費者金融や闇金から調達させ、首が回らなくなったらその女をソープに売り飛ばすという極悪ホスト「女衒のレイ(アミバ様)は、偶然歩いていた高橋先輩の彼女、浦澤梨佳に目をつけるのでした。
●39ページ〜42ページ●
アミバ様は連れの後輩ホストにここで待っていると指示して、人ごみの中、徐々に梨佳に接近していきます。
まるでホラー映画を見ているかの勢いで、徐々にアップになっていくアミバ様の邪悪なツラが、非常に笑えます。こんなおっかないツラした奴が近づいてきたら、思わず道を明けてしまいそうだなあ。自分だったら(w
●44ページ〜45ページ●
そして、アミバ様が後ろから突き飛ばしたのか…どうかはわかりませんが、梨佳は転倒。スッ転んで足を負傷してしまいました。そんな梨佳に、サラリーマン風のおっさん2名が因縁をつけてきました。
怖い!怖いよこのサラリーマン!!(((( ;゜Д゜)))
どうやらこの二人、かなり酔っ払っているみたいですが、それを差っ引いてもツラが邪悪すぎ!!まるでゾンビみたいです。そのまま「バイオハザード」のゾンビ役として出てきても全然違和感がありません。
しかも3コマ目じゃ、おっさんがヨダレをダラダラ流してるし、新宿なのになぜかふたりとも関西弁だし、最後のコマではおっさんが「ガチョ−ン」のポージング!!わけわかりません。
ここまではっちゃけてしまうと、作者の井上先生が心配になってしまいます。よくこんなの通したなあ、編集者は(w
●46ページ〜48ページ●
ゾンビ2匹サラリーマンに襲われそうになる梨佳。しかしここで颯爽と現れたのは…何とアミバ様でした!
「ふふ…酒草い息、ふきかけないで欲しいな!」
アミバ様はおっさんたちをブン殴って追っ払う…と思いきや、あれれ?逆におっさんにブン殴られて吹っ飛んでしまいました!!アミバ様弱ええー!!
しかし劣勢に立たされてもアミバ様は余裕綽々。不気味な笑みを浮かべています。むしろ「殴りたきゃ気の済むまで殴れよ」などと言い出す始末。
「だが…それなりの覚悟は出来てんだろうな…
傷害だよ傷害罪!!
今すぐサツに駆け込んでやるからよ!」
またその手かよ!!暴力沙汰になると「訴えてやる!」と言い出すとは、お前はダチョウ倶楽部の竜ちゃんかよ!と突っ込みたくなってしまいます。
しかし、これは強敵ですよ。遼介は何も考えずに勢いで人をブン殴ったりする奴です。でもブン殴ろうとしたらコレを言えば殴られずに済みますからねえ。最もそのままブン殴って、そのまま裁判まで行ってしまったら、それはそれで面白いのですが(w
●49ページ〜50ページ●
こうして、得意の芸風でおっさんの魔の手から梨佳を救い出したアミバ様。足を怪我している梨佳を自分の店に連れて行こうと言葉巧みに誘おうとしますが、梨佳はやんわりと拒否。一人で帰ろうと、白い杖が落ちていませんかとアミバ様に尋ねる梨佳。目の見えない梨佳にとって、杖が無かったら大変です。で、杖はちょうどアミバ様の足元に落ちているのです。口では「いや、ちょっと見当たらないね…」とか言っといて…。
思いっきり杖ブン投げてます!!
な…なんてひでえ奴なんだ、アミバ様!!しかも回りは結構人が込み入ってゴチャゴチャしているのに、平気で杖ブン投げてるしなあ。アレだけやったら普通誰かに当たっちゃうぞ(w それか誰かが杖に気づくんじゃないのかと。
それに、あんなに勢いよく杖投げちゃったら、地面に落ちる音で梨佳は杖に気づくんじゃないかって気がするのですが(w
個人的にはこの時点で相当ツボに来てしまいました。思わず電車の中で爆笑しちゃったよ!!
●56ページ〜57ページ●
その後、アミバ様は「遼介の友人だ」とウソをついて梨佳を騙し、自分の店のホストクラブに連れて行くことに成功するのでした。すっかり騙された梨佳は「じゃ…じゃあお願いしてもいいかしら」と言うと、アミバ様はこう答えます。
「もちろん…よろこんで…!」
で、そのときの表情がすごいことに。あまりにも衝撃的なので、ここをクリックしてご覧ください。
(心臓の弱い方、食事中の方は見ないほうが無難です)
いかがでしょうか。もう顔が凄過ぎというか、台詞と表情が全然合っていないだろうとか、どう考えてもそのツラでホストは無理だろうとか、ここだけ別の漫画を引っ張ってきたんじゃないかとか、突っ込み出したらキリがありません。このラストのコマでまた爆笑しちゃったじゃないか!!
なんというか、「野望の王国」で柿崎がヘロイン打って「ふはあああ〜っ!!」と叫んでるシーンや、コミックス版「ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編」での竜宮レナの「嘘だっ!!」の表情に匹敵する、とてつもないインパクトです。ここまで来ると精神的ブラクラレベルだよ!!
もう今週は遼介が完全に霞んでしまったなあ。アミバ様恐るべし!!つづく。