K・TOZAWAは無料で楽しめるインターネットTV「GyaO」の番組を見て、時々感想を書くという「GyaOレビュー」のレビュアーもやっているのですが、久々に面白いというか、笑える番組に出会いましたので、こっちでも紹介することにしました。
(以下の文章は「GyaOレビュー」にて書いたものに加筆したものです)
甲虫格闘 ムシファイト 〜MF WORLD GP 2005〜(バラエティ)(11/21正午まで)
甲虫が特設リングで大暴れ! リングコールは“PRIDE”でおなじみの、あのレニーハートだぁ! なんと、来春のMFオフィシャルDVD発売前のGyaO独占放送!! 今、ムシファイト最強のゴングが鳴る!
[対戦カード]
マンディ・サワーVSヘルク・レ・ルンバ
セレ・ペフォーVSネブチュップ
アートラス・アーストVSサクワバ・ガタシ
ゾウボノVSギラファ・クワコップ
スペシャルマッチ
ザリガニンUSA VS マンス・グレイシー
2003.9/5。MF−REVENGE。会場は横浜ムシーナ。カブトムシやクワガタたちが戦う格闘の世界。ちなみにMFのMは「MUSHI・MAX・MUSCLE」で、Fは「FIGHT」の意味だそうな。
かんじんの試合はというと、丸太の切り株の上に二匹を対峙させ、戦わせるというもの。意外とやってること自体は地味です。しかも似たような大きさ、似たような色のクワガタ同士とかだと、どっちがどっちだか見分けがつかないのが玉に傷です。しかしそれならまだかわいいほうで、ザリガニとクワガタムシが戦ったりもします。おいおい、体格違いすぎだし!!KONISHIKIと舞の海以上の対格差があるぞ、これ(w
しかしそこは激しい生存競争。バトルはガチです。角で突っつきます。相手を持ち上げてます!!相手をはさみこんでます!!そんなバトルを激しい実況と解説、そして効果音が絶妙な味付けとなって、さながら人間同士の格闘技の試合を見ているかのような錯覚に陥ってしまうから不思議。
そして、それ以上にものすごいのが、この番組の演出!!一切手抜きがありません。
のっけからオープニングの演出が派手です。花火とかバンバン上がってます。選手が入場するときは入場曲までかかります!!細部までこだわりすぎです(w
しかもトーナメント表まで作ってます!!選手名も実在の格闘家をもじってます!! 実況と解説の人が真剣な表情で優勝予想してます!!
極めつけは、リングコールは“PRIDE”でおなじみの、あのレニーハートだー!!すげえー!!あの超巻き舌だー!つーか断れよこんな仕事(w スーパーヒーロータイムのコールでさえ十分無茶してるんだから(w
試合前のVTRもマジで作ってる気合の入りよう。虫一匹一匹に個性を持たせ、虫がしゃべったり(実際はメッセージが出てるだけですが)して、激しく自己主張しているのです!!
たとえば、「アートラス・アーストVSサクワバ・ガタシ」だと…。
判定決着の多い、地味なアートラス・アーストが980円という安値がつけられているのに納得いかないと不満を漏らしているところがイカします。モデルのアーネスト・ホーストも一時期判定が多かったっけねえ。この辺の無理に似せようというのが笑えます。
その対戦相手のサクワバ・ガタシは、金・高級車を手に入れたものの練習をサボって試合に負けてすべてを失い、居酒屋で飲んだくれて自暴自棄になる…しかし師匠のマンディ・クワの死をきっかけに復活する…という設定が生々しすぎ。リアルすぎます(w
そして試合前にはマンディ・クワ選手をしのんでの 10カウントゴングキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!! このプロレス的演出が最高!!
で、トーナメント一回戦の試合が終わると、最後は2005年12月に発売されるというDVDの予告映像が流れておしまい。
いやー。久々にテレビで爆笑しました。思わずmixiでムシファイトのコミュを作ってしまったほどです。
この企画の演出者は相当にバカです。いい意味でバカしてます。でもこういうバカなら大歓迎!!いいぞ、もっとやれ!!というかDVDマジで欲しくなってしまいました(w
甲虫格闘 MF ムシファイト WORLD GP 2005posted with amazlet on 05.11.07ジェネオン エンタテインメント (2005/12/22)