「嘘だッ!!!」

 今までいろんな漫画読んできたけれど、今までで一番怖かったかもしれない…。


 漫画版「ひぐらしのなく頃に」のコミックスが12月ごろにまとめて出るそうですが、今日会社の帰りに、ガンガンパワード の「鬼隠し編」と「綿流し編」を読んできました。
 今回の「鬼隠し編」は、KOOLがクラウドに呼ばれて車内で殺人事件の事を聞いて…というところから、そのクラウドとの電話内容を、レナが立ち聞きしていた!?というあたりまででした。

 今回の見所はなんと言ってもアレですね。下校途中にレナから「圭一くんこそ、レナたちに嘘や隠し事…してないかな?」と言われ、「…してないよ、嘘も、隠し事も」と否定をするKOOLに対して、「ひぐらしモード」に豹変したレナの表情がさらに怖いものになり、「嘘だッ!!!」 と叫ぶシーン。これに尽きます。

 原作の「鬼隠し編」では一番最初にビックリするであろう名恐怖シーンですが、これが漫画版だと…。いやあ、なんというか、もうレナの表情が、怖いとかそういうのを通り越して、もはやグロ画像レベルというか、精神的ブラクラレベルになっちゃってます。一度見たら脳裏に焼きついて離れなくなっちゃうのは必死で、なんかすげえトラウマになりそうです。マジで。いや、あそこまで逝ってしまうと、もしかしたらアレはギャグなのかもしれない…と思えてしまうほどです(w

 前回の日記で「『祟殺し編』の詩音やレナが怖いよう(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル」と書きましたけど、アレの怖さを10とすると、今回のは100〜200前後はあるんじゃないかと思います…。おかげでこの後読んだ、ガンガンWINGの「綿流し編」が、物凄く霞んで見えてしまいました…。恐るべし。

 ジャンプ漫画でわかりやすくこれを例えるならば、「ドラゴンボール」のザーボンべジータの前で変身して、突如ハンサム顔からバケモノ顔に豹変するシーンか、最近の漫画なら「魔人探偵脳噛ネウロ」の爆弾魔ヒステリアが、みんなの前でブっちゃけて本性を現すシーン…うーん、この辺に近いかなあ?でも今回のレナの豹変はそれ以上にブっちゃけてます!!いや、あそこまで来るとあの漫画内での「嘘だッ!!!」の表情は、変身能力の一種かもしれません。そうじゃなきゃ説明つかないよ、アレが、かぁいいレナと同一人物とはとても思えないよう(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル


 しかも今回すごいなあと思ったのは、わざわざこのシーンをカラーで持ってきたところ。普通カラーページは最初のページで使っちゃうのが、まあ妥当な流れだと思うんですが、わざわざ展開で言うところの真ん中あたり、なおかつ一番の見せ場でもある「嘘だッ!!!」のシーンをカラー見開き2ページで持っていく…と。そしてその前の最初のカラーページで、かぁいい表情のレナを載せる事によって次ページの、「嘘だッ!!!」の表情とのギャップが物凄い事になっており、更なる恐怖感…と言うか、ビックリ感を引き立たせております。計算しつくされたこの演出…これは完全に演出の勝利ですねえ。この使い方は「やるなあ」と感心しましたよ。ええ。

 とにかくあの豹変っぷりは、原作知らない人でも見る価値アリです。というわけでどれほど凄いのかは、皆さんは実際に今出ているガンガンパワードを手にとって、今回の「鬼隠し編」に目を通して、カラーページ見開き2ページでのレナの恐ろしい表情を確かめてみてください…なのですよ。凄いから(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル