テニスの王子様 Genius284 手塚国光九州編2

 全国大会準々決勝のS2(シングルス2)。青春学園手塚国光VS 氷帝学園樺地崇弘の試合中…のはずが、なんかいつの間にやら回想シーンに入っちゃいました(w 
 肩を負傷した手塚が九州まで行って肩の治療をしてた頃。褐色ようじょと出会ったりしていたら、獅子楽中テニス部の連中が因縁を吹っかけてきました。こいつら、最初に手塚と出会ったときは、快く練習場を使わせてあげたりと、思いっきり下手に出ていたんですが、今度は…。
「雑誌で見たばいね
古傷の肩を痛め戦列を離れわざわざここ九州までリハビリに来たそーじゃねーか!
手伝ってやるよ、おたくのリハビリ」
 表情が思いっきりDQN顔。相手が手負いであるとわかると、手のひらを返したかのようにこの態度。強いものにはめっぽう弱く、弱いものにはめっぽう強い(w これこそ梅澤ワールドのDQNそのものといえましょう。まあ獅子楽中は所詮、我等が田仁志様率いる比賀中に負けたチームですがね(w
 しかし手塚は貴様らクズどもを相手にしている暇は無いとでも言わんばかりの見下した表情で、「………結構だ、邪魔したな」と挑発に乗らず、あっさりと勝負を拒否。すると…!!

「待ちな、そーは行かねぇ、さっさとコートに入れよ!」



人質作戦キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
 大の中学生がようじょを捕まえて、首筋にテニスラケットを突きつけております。「オレらは無敵の未成年様だぜ!!」と言わんばかりのとんでもないDQN振りがステキ過ぎてたまりません!!きっとこの突きつけてるラケットは、電流が流れるスタンガンラケットか、ドス持ったチンピラ5人を半殺しにしたとか言う伝説がある暴力的なラケットなのでしょう。ええ、きっとそうです(w

 褐色ようじょを人質にとられちゃしょうがないぜという事で、仕方なく勝負の申し出を受ける手塚。しかしスマッシュを打とうとしても肩が上がらなかったりと(ドクターによると怪我自体は治ってるそうですが、精神的ショックから肩が上がらないんだそうです)、本来の力を出すことが出来ず、結局0−6という屈辱的なスコアで大敗してしまいました。



 気持ちはまあわかるんですが…なんかすごい描写だなあ。たかが中学生(しかも自分は手負い)がテニスの練習試合で負けただけだって言うのに、なんかもうダメ人間丸出しというか、人生の敗北者にでもなったかのような描かれ方してますよ、これ(w なんか翌日になったら手塚が首つって死んじゃいそうな、そんな雰囲気すら漂ってきます。お前何もそこまで落ち込まんでも(w
 あと、こういう事を突っ込むのは野暮なんじゃないかとは思うんですが、あえて突っ込ませてもらいます。


「ゲームセット……ウォンバイ大丸6−0!!」って言ってるの…誰よ?


 周りに審判らしきヤツがいる様子はまったく無いんだけどなあ。うーん(w

 で、勝った対戦相手の大丸はここぞといわんばかりに大喜びです。まるで人生の勝利者にでもなったかのような浮かれっぷり。
「ワッハッハ、何ねこの程度かよ手塚国光って!!勝っちまったぜ楽勝楽勝!!」
「キタネーぞ、ドロボーの兄ちゃん怪我してんだろっ!!」
「知らねーなぁ!ワッハッハ、世間に言いふらしてやるよ!!」
 手負いに勝ってこのうれしそうな表情。このクズヤローっぷりが見ててすがすがしいなあ(w で、この後手塚は他の獅子楽中の連中とも戦う羽目になり、ことごとくボッコボコにされます。なんかここまで来るとイジメだなあ。それにしても「チェェェイ!!」って言ってるヤツは見てるだけで妙に笑えるなあ。左手が謎過ぎだ(w

 …で、野郎共にぼろぼろにされまくる手塚。なんかこう書くといけないお姉様が大喜びしそうですが、獅子楽中の連中はここぞとばかりに手塚に屈辱的な発言をほざきまくります。
「日本中学テニス界で最もプロに使い男ってこんなもんかい?」
「次俺にやらせろ」
「や、やめろーっ!!」



 うーん。なんかこの2コマだけ見ていると、獅子楽中の連中が褐色ようじょを集団でレイープしようとしている描写にしか見えない…。つーか、絶対そうだろ(w だって「次俺にやらせろ」というセリフが妙にマッチしすぎてるもの。とくに(w
 で、この後褐色ようじょが見てらんねえぜと手塚の前に立ちはだかって「ウチがやっちゃる!!」と大きくかましたところで、今週のお話はおしまい。

 いやあ、今週のお話はまるで梅さんが原作を書いたかのようなお話だなあ(w なんと言うか実にロックだ。梅さんもカウンタックの連載に余裕が出てきたら、こういうDQNがいっぱい出てくる漫画を描いてほしいなあ。漫革連載とかでいいから(w