(20201027) 彼岸島 48日後… 第261話「赤子」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



雅の息子の1人「蟲の王」がいるという国会議事堂へ向かう明さん一行。そこで遭遇した自衛隊と共闘し、国会議事堂地下につながる大穴へ潜入し、ついにボスである“蟲の王”の元へとたどり着く…!
明さんとともに蟲の王の体内へ侵入した勝っちゃんは、キモ羽虫の攻撃を受け左腕が変異しながらも心臓の破壊に成功。そして明さんが蟲の王の顔面に強烈な一撃を見舞う…!



やったあああついに蟲の王を倒したぞおおおお。思えばこいつを倒すまでの道のりも長かったですなあ…。
今回のMVPは間違いなく勝っちゃんでしょう。史上最強の小4といっても過言じゃねェ…!


その後尻尾の先端にいた勝っちゃんが明さんに抱えられて現れます。
ついにみんなの前で、変わり果てた左腕が晒される羽目に…と思いきや、その後の勝っちゃんの言動からして、なんか普通にこの変わり果てた左腕の現実を受け入れているように見えるんですが…。ちょっとこの小4メンタル凄ェなんていうレベルじゃねェぞ…!?



そんなこんなで勝利の余韻に浸っていたら…蟲の王が突然動き出し、上へ上へと這い上がろうとしてやがる!
しっかし、心臓切り離されたのに普通に動けてるじゃねェかコイツは。生命力がクソ高ェ!!
虫の中には首を切り離しても平然としばらく動き続ける種類もいますが(カマキリとか)、やっぱり虫はしぶとい生き物なのか。元はヒョロガリ陰キャ小学生だったと言うのに。


蟲の王が地上に出てくる前にとどめを刺すべく、明さんと鮫島様は、連隊長と釣り目が乗ってる車に乗り込み、後を追いかける…!!


これはアレですかね。蟲の王が地上に上がった途端、突如現れた雅の息子の一人に瞬殺されちまうという、かませ犬パターンなんですかね。
「俺達があれだけ苦戦した蟲の王が、ああも簡単に…」と戦慄するクソハゲとか、うわぁもう容易に想像できちまう!



さて、本編とは関係のない話題にとなりますが、彼岸島の公式スピンオフ作品「彼、岸島」(かれ、きしじま)のweb連載が開始されました。

今号のヤンマガには第1話が、現在(2020年10月26日現在)のコミックDAYSには第2話が掲載されています。


ついに彼岸島も作者本人以外の描くスピンオフ作品が作られるようになったのか…と少々感慨深くなったのですが
まあ、第1話を読んだ限りじゃ…正直微妙かなあと(′・ω・‘)


まず、なんというか、岸島のツッコミがちょっと弱いんですよねぇ…。全体的にもうちょっとツッコミにキレが欲しい。
あとは、本家と比べるとどうしても画力面で物足りなさを感じてしまうのもマイナスポイントですかねェ…。似せようと頑張ってる感は伝わるのですが。
逆に言えばスピンオフのおかげで、マツモティーヌ先生ェの画力ってクソ高ェんだなって再認識させられたのは収穫かもしれません。皮肉とも言えますが。

ただ「ハァハァ」「ドボドボ」といった彼岸島特有の擬音の再現度はなかなかだったので、今後に期待だェ。