(20190508)キャプテン翼 ライジングサン 第93話 どんなことをしても

【今週の要約】


マドリッドオリンピック・サッカー男子はいよいよ決勝トーナメントに突入。日本の準々決勝の相手は、Jrユース決勝の相手だったドイツ。
2-2の後半終了間際にドイツのカウンター攻撃。早田のタックルのこぼれ球がシュナイダーに渡り、そこからシェスターのワンツーを経てジャンピングボレーシュートを狙う。
これを三杉が身体を張ってブロックするも、ボールが三杉の心臓を直撃。受身も取れずに落下した三杉をよそに、シュナイダーはファイヤーオーバーヘッドでゴールし、ついにドイツが3-2と日本を逆転する。
一方ピクリとも動かない三杉の異変に気付き、心臓マッサージを施す翼の様子を、幽体離脱した三杉の魂が見下ろしていた…。

いやあ、読んでて胸が苦しい。
ブラジル対ドイツ戦あたりから、登場人物がどいつもこいつも株が下がったり怪我したりと、傷つくやつらが多すぎる。
コレ、(読者も含めて)誰も得をしていないのではとすら思えてきます。



三杉に関しては、この試合、前半妙に見せ場がある一方、心臓病の症状について吉良監督と話してる回想シーンがあったりと、確かにフラグは立ってはいたんですよ。
でも交代枠全部使っちゃったし、さすがにこの試合は大丈夫だろうと思っていたら…。 幽体離脱ってなんだよ(白目)


これまで長きに渡って連載され、トンデモサッカー漫画といわれてきたキャプ翼でも、さすがに試合中に幽体離脱するほど生死の境をさまようケースは前代未聞。
つうかそういうのはもうテニヌにでも任せといて、キャプ翼は昔のキャラをチョロっと出して、オールドファンのおっちゃんおばちゃんを喜ばせる路線でいいんだよ…。



でもこの試合だけで、故意ではないとはいえ、曽我を負傷させ、若林を病院送りにし、そして三杉を心停止状態…。
1試合で3人もとんでもない目に遭わせてしまった、シュナイダーのメンタルが心配になってしまうレベル。
フィールドの破壊神と自称してた頃のレヴィンよりも、やべーやつになってるじゃないか(((((( ;゚Д゚))))))


かつて吉良監督は、中学時代の(牙の抜けた虎状態の)日向に対し「昔のお前なら三杉の心臓を蹴破ってでもゴールを目指したはずだ!」と一喝してましたが、奇しくもそれを本当にやってしまったのが、今回のシュナイダーではあるんですよね…。


この試合で4試合連続ハットトリックを達成したとはいえ、若林相手に1ゴールも奪えなかった事実は変わりなく、今更森崎相手にハットトリックを決めたところで、株が上がるってわけでもないしなあ…。そういう意味ではシュナイダーも被害者だと言えるかもしれません。
これで日本に負けて全裸PPAPなんてやらされる羽目になったらと思うとなあ。



つうかアレですよ。三杉がえらいことになってるから忘れがちですけど、まーた森崎が息を吐くように失点してやがるじゃないか!!
30年以上ぶりに出てきた、加藤とか川上とか一条の確変演出は何だったんだ(呆れ)