(20171220)キャプテン翼 ライジングサン 第64話 エンジン

【今週の要約】


マドリッドオリンピック・サッカー男子はいよいよ決勝トーナメントに突入。日本の準々決勝の相手は、Jrユース決勝の相手だったドイツ。
カルツとミューラーのケガの影響により、守備的な布陣で臨むことになったドイツ。エースのシュナイダーは試合前、若林との“ある約束事”のため、いつも以上に闘志を燃やす。そんな様々な思いが交錯するなか、いよいよキックオフを迎える…!

今回からいよいよドイツ戦が始まるようですが…今年最後の掲載となった今回は、バスでスタジアム入りするところから、両チームが控室内でみんなで円陣組んだりなどといった、試合前の様子を描くのみで、本格的な試合描写は来年までお預け…のようです。


会場にはシュナイダーの母ちゃんと妹のマリーとか、石崎の母ちゃんとか、片桐さん・ガモウ・mkmといったサッカー協会の重鎮たちが訪れたりしており、ぶっちゃけこれがもう決勝戦でよくね?って雰囲気すら感じますが…、今回のお話で重要なポイントはふたつ。

(1)ドイツは超守備的布陣で臨むこと。
(2)シュナイダーと若林の間で“約束事”がなされていたこと。


(1)はアレですね。ブラジル戦で負傷したミューラーとカルツがまだ万全じゃないことに加え、ブラジル戦で退場したDFのハルドビッヒくんがこの試合は出場停止なので、ハルドビッヒくんのポジションにタイガーボランをセンターバックで起用したり、守備のスペシャリストであるシュミット兄弟を先発で起用するなどして、守備の穴を埋める。
そのかわり、攻撃では、シェスター・マーガス・シュナイダーの3人で点を取りにいかなければならない…って事ですね。
状況的には、フォーメーションこそ違いますが、2010年南アフリカワールドカップの日本と似てるっちゃ似てます。
シュミット兄弟に関しては、今週はまだ何も書かれていませんが…たぶん、翼と岬をマンマークするんだろうなあ…。



ただ、シュナイダーはこの試合に並々ならぬ闘志を燃やしており、たとえ自分1人でも若林からゴールを奪って見せる!などと、監督であり父親でもあるルディ・シュナイダーに力強く宣言しています。で、その理由として(2)につながっていくわけですが…。


要するに約束事ってのは、「この試合ドイツが勝ったら、若林は無条件でバイエルン来いやー!」って事です。


まあ思い返せば、シュナイダーは「Road to 2002」時代から、ずっーと若林に「お前バイエルンに来いやー!」と誘い続けているんですが、ようやくその伏線が回収されようとしているようです。


とはいえ、現在の若林は、監督の指示を無視してスタンドプレーに走った*1事から、ハンブルガーSVでずっと干されてて、無所属同然の状態なわけでして、そこへライバルから強豪チームに来ないかとお誘いを受けているんですから、普通なら2つ返事で飛びついたっておかしくないんですけどねえ…。


ただ、シュナイダーは若林勧誘に必死になるあまり、自分(ドイツ)が負けた時、どうするのかを全く考えていませんでした。
そこで若林から提示された条件とは…。






な…なんてことをしやがるんだ!!


まあ、若林もシュナイダーも、ピコ太郎を知ってたってのもなんかアレですが…全裸でPPAPって何だよwww
まったく、とんでもない罰ゲームを提示しやがるなあ若林ってヤツは。いくら何でも鬼畜過ぎィ!!


そりゃシュナイダーだって、そんな事したくはないだろうから、「この試合絶対勝つ!」などと闘志をむき出しにしちゃうよ!!シュナイダーが全裸でPPAPとか、イメージダウンどころの話じゃねーぞ!!
時代が時代なら、これはテニスの王子様」の跡部様が、越前(主人公)との試合に負けたら坊主になる宣言するぐらいの大事件ですぜ…。


ですが、この漫画のタイトルはキャプテン翼なわけですから、YOO1先生がよっぽどひねくれない限り、日本の勝利は間違いないわけで。
つまりこのままでは、シュナイダーが罰ゲームで全裸でPPAPを踊るのも、ほぼ間違いわけです。悲しいなあ…。


まあ流石に試合後になったら、若林の口から「試合には勝ったが、シュナイダーお前の執念には負けたよ。全裸でPPAPは踊らなくていいから俺バイエルンに行くよ」みたいな発言が出てくるとは思いますが
もしも、1話まるまる使って、シュナイダーが全裸でPPAPを踊るシーンをしっかり描いたら、YOO1先生を見直す(´・ω・`)




*1:「Road to 2002」のバイエルン戦で、若林は引き分け狙いの監督の指示を無視して、勝手にオーバーラップしたものの失敗して敗北。これ以降試合では干されています