(20171023) 彼岸島 48日後… 第138話「皆殺し」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!


明さん・鮫島様・勝っちゃん、そして途中で船から逃げ出してたネズミも合流し、さらに鮫島様の弟で、ホッケーマスクを付けたカタカナ口調で、女とヤラセロと連呼する、兄貴以上にとんでもないヤツ・精二を救出し、遂に東京へ通じる壁へと到着!
精二の知る東京への抜け穴…下水道を通って行く明さん一行ですが、途中で「ネズミのオオサマ」と呼ばれる醜悪な邪鬼に遭遇!その正体は、変態吸血鬼にもてあそばれ、人間のエゴによって傷つけられた、妙子という名のようじょのなれの果てでした…。


前回、ガリガリ君1号&2号から妙子に関する貴重な情報をゲットして、先へと進む明さん一行ですが…なんてこった!さっそく妙子のヤツが現れちまった!!

というか先週、逆方向に歩いて行ったガリガリ君1号&2号をパックンチョしてたはずなのに、もう今週に追いついてしまうとは…コイツ意外にスピードも速ェ!


でも大丈夫。コイツは盲目だし、あたりは悪臭がすごいから、音さえ立てなければそのうち去ってくれるはずだ…。と、恐怖に耐えながらじっと待機するのですが…ここで突然、妙子の下腹部、ネズミの顔が一杯ある部分から、巨大な顔が飛び出した…!!そしてさらに…!!


そのあまりのおぞましさに、ネズミの野郎は思わず失禁&脱糞!!う●こを漏らした音で妙子に気付かれてしまうという、なんともマヌケな展開ではありますが、さすがに今回ばかりは彼を責めるのは酷というものでしょう。


だってアレですよ!ただでさえキモい外見の邪鬼なのに、たくさんのネズミの顔の中から巨大な顔が現れて、えぐられた目の穴や、舌の部分からポコポコと、ネズミの頭が生えてくるとか…。ひいいい、想像しただけで恐ろしい…!!こんなもん夢に出てきたらぐっすり眠れねェよぉ!!
この漫画かろうじてホラー漫画の体制を保っていられるのも、このキモさがあってのことでしょう。


これほどのキモいものを見せられて、正気を保っていられるのがおかしいというものです。そりゃ失禁ぐらいしちゃっても無理もありません。
さすがに脱糞はどうかと思うけどな。



しかしこの漫画、邪鬼に見つかる原因が、ゲップの音だったり、ウ●コの排泄音だったり、いちいち下品過ぎるから、ちくしょう!!


わざわざこんな擬音をチョイスするあたり、バーニングファイト先生ェのセンスがどうかしてるとしか思えないェ…。