(20171007) 彼岸島 48日後… 第136話「妙子」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



明さん・鮫島様・勝っちゃん、そして途中で船から逃げ出してたネズミも合流し、さらに鮫島様の弟で、ホッケーマスクを付けたカタカナ口調で、女とヤラセロと連呼する、兄貴以上にとんでもないヤツ精二を救出し、遂に東京へ通じる壁へと到着!
精二の知る東京への抜け穴…下水道を通って行く明さん一行ですが、途中で「ネズミのオオサマ」と呼ばれる醜悪な邪鬼に遭遇!そこで偶然出会ったヒョロガリ人間・ガリガリくん1号が「アレは私の娘の妙子だ」などと言い出して…?



見た目が醜悪すぎる邪鬼の正体は、ようじょだった…?にわかには信じられん話ですが、精二も「地下鉄の人間たちは、ネズミのオオサマの事を妙子と呼んでた」(意訳)と言ってますので、どうやらウソはついてない模様です。
で、こっからは妙子の父親であるガリガリくん1号の口から、どうして娘があんな醜悪な邪鬼になったのかが語られる事になるのですが、長すぎるんで要約すると

(1)ある日、吸血化のせいで、日本は吸血鬼の島と化したので、父子は必死に地下鉄の駅へ逃げ込んだよ!
(2)でも、地下は水があるけど食いもんが無いから、そのうち人間同士で醜い争いが始まったよ!
(3)ある日ロリコン吸血鬼がやって来て「妙子を2・3時間貸してくれたら、食料をやるよ」と言いだしたよ!
(4)父親であるガリガリくん1号は反対したけど、飢えた人間達にボコられて、結局他の人間達の為に、娘を差し出すハメに…。

おいおい、(1)と(2)はまあわかりますが、(3)から話が妙な事になってるじゃねェか!!
やってる事自体は、勝っちゃんの母親である吉川さんの“アンチエイジングと大差ないけれど、今回は相手がようじょな上に、周りの人間は飢えのせいで止めようともしないって点が更にタチが悪いェ…。

吸血鬼「大丈夫だ殺しはしない、2・3時間借りたらちゃんと返すよ
俺は女子(おなご)をもてあそんで、そのまま血を吸いてェんだよ
人間の娘じゃなきゃだめなんだよ、それで食料をやる、悪い話じゃねェだろ」


とんでもねぇロリコン野郎じゃねェか!!
なんなんだよ!まるでクジラックス先生の漫画みてェな展開だから、ちくしょう!!



こうして妙子のおかげで、飢えには困らなくなった人間どもですが、そのうち妙子の事を淫売呼ばわりしやがって忌み嫌い、誰も近づかなくなっちまって、そんな彼女の唯一の癒しが、地下のネズミにエサをあげる事…。


ああなるほど。だからあの邪鬼、食った人間の食いカスを、ネズミに与えてたのか…。
透明ミルクティー先生ェがちゃんと伏線を回収するなんて…凄ェ!


それを聞いて「クソッ、なんてけなげな子だ」と思わず涙を見せる鮫島様。
どうでもいいけどこのクソハゲ、ショタやようじょが過酷な運命に遭ってる話だと、やけに涙もろいっスね(′・ω・`)



しかしそのロリコン吸血鬼も妙子に飽きたのか、両目をえぐられ、吸血鬼化させられて、死にかけの状態で発見されちまう…。
周りには妙子の上着やスカートが散らかってるし…コレ明らかに陵辱されて、ヤリ捨てた後じゃねェか!!
ちくしょう!がいがぁかうんたぁに出てくるオッサンみてェな真似しやがって…!



結局、死ぬなら大好きなネズミとともに…と言うことで地下で捨てられたところで、妙子が邪鬼になって、現在に至る…と。



いやあ…今週の話はゲスい。あまりにもゲス過ぎる。
こんなに胸糞悪い話は彼岸島史上最悪なんじゃねェかなあ。ロリコン吸血鬼もクソだが、本土の人間どももゲス過ぎる…!


ちくしょう!ようじょに乱暴するようなド畜生は許せねェ…!
ADOKAWAの次ぐらいに許せねェぜ…!