(20160201) 彼岸島 48日後… 第64話「鮫島」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!


…だったのですが、ここ箱根に、明さん以外にも救世主と呼ばれている男がいました。
芦ノ湖にたたずむ安全な海賊船に、か弱き人間達を集めて、吸血鬼どもから食料を奪い取って、海賊船の人間達に分け与える救世主…。
その名を、鮫島様!!





それにしても、澄んだキラキラしたお目々をしてやがるなあ、このオッサン(′・ω・`)



ついに出会ってしまった2人の救世主、明さんと鮫島様。
明さんは鮫島様の額に銃口を突きつけるなどして、スキンシップを図ったりするなどしてお互いを認め合い、仲良くなる事に成功。


というか鮫島様、争い事を防いだりして男女を隔離するなど、船内に住む人間たちの調和を保ったりするなど、おいおいなんか普通にイイ奴じゃないか!
絶対ゲス野郎だと思ってたのに(′・ω・`)



ちなみに、船内に“超鍵をかけて”(勝次談)船内で男女を隔離しているのは、女を巡っての争いや殺し合いを防ぐ為の、鮫島様のアイディアによるものだとか。
それでも週2回は面会日を設けて、お嫁さんや恋人と会ったりできるみたいっすよ。やりますねえ!


とはいえ、こんな恩恵にありつけるのは、恋人や奥さんを持つリア充のみ。
当然船内には、嫁も彼女も居ない、寂しいロンリーウルフも居るのです。





悲しいなあ…(´;ω;`)


というか、この漫画に出てくる連中は、人間が襲われてる光景でスコスコするヤツとか、「全身皮をむいた女とやってみたかったんだ」とカミングアウトするヤツとか、女性の首を絞めてセックルを楽しむゲスいリーダーとか、どいつもこいつも変態性癖ばかりだから、ちくしょう!!


しかし、壁にコップ当てて、リア充のセックルを聞きながらスコスコしてる、悲しいひとり身のモブに「フン、健康で何よりだ」などと理解を示す明さんが、なんかシュールだェ。
そっか。そういや明さん、童貞だったんだよなぁ…。
兄貴には婚約者がいたし、いつの間にか西山はユキと、加藤は紅葉とくっついてやがったし、亮ちゅけも和美とセックルしてやがったし…。
ちくしょう、明さんだけ悲しすぎるじゃねェか…!悲しすぎるじゃねェか…!


そういえば、救世主様ともてはやされている今の明さんからは想像できないでしょうけど、初期の明さんは妄想力が豊かで、ユキの全裸姿を妄想しながらスコスコしてたなんていう黒歴史もありましたっけ。
ひょっとしたら明さんは、このスコスコモブに、かつての自分の姿を重ね合わせていたのかもしれませんね(′・ω・`)



…ええと、何の話でしたっけ?そうそう思い出しました。明さんは、要塞化した東京から抜け出してきたという人間を捜していたんだった。
鮫島様に聞いてみたところ、その人物とは、鮫島様の弟の精二(せいじ)だそうで、この芦ノ湖にあるもう一隻の船のリーダーをやっているんだとか。


…という訳で、みんなで精二の乗ってる船を待っていたら…もう一隻のでけェ船が近づいてきた!
しかしこの船、近づいてきたのはいいものの、鮫島様たちの声にまったく反応しない。ただただ不気味に近づいてくるのみ…。


あーあ。これは吸血鬼に船を乗っ取られてるとか、乗ってる人間が吸血鬼ウイルスに感染しちゃったとか、そんなバッド展開っぽいなあ…(′・ω・`)
鮫島様の戦闘シーンが見られそうなのは良いのですが、一体どうなる事やら。