(20150719)　彼岸島　４８日後…　第４２話「西山」

「彼岸島」は「週刊ヤングマガジン｣で連載されていた、吸血鬼が住む島｢彼岸島｣を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。

現在は、第３部？に当たる｢４８日後…｣シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手１本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明！！

さあ、ついにマサの野郎が潜んでいるかも知れねェ、通天閣の展望台に潜入する事に成功した明さん。
ところが最上階にふんぞり返っていたのは、雅ではなく、吸血鬼になったかつての親友。文具屋の息子にして、様々な丸太兵器を開発してきた、人間軍の司令塔にして、豚汁を仲間に振舞い士気を向上させることも忘れない、豚汁アルケミストの…西山…！西山じゃねェか…！！

でまあ、このマサのコスプレをした西山は、一人の人間が、自分を探している事を部下から聞かされるわけです。
もっとも、明さんはマサだと思って捜してたんですけどね(′･ω･`)

西山「バカ強くて私を捜している人間など一人しかおるまい
私はその人間とは幼なじみだったのだよ
とある商店街で小さい頃から一緒に育った
同じ女（ユキ）を好きになり、共に失恋もした
共に彼岸島に渡り、そこでアイツは恐ろしく強くなった
私は彼を尊敬し誇りに思い　少しでも彼のようになりたいと思っていた
アイツはまさに俺の理想そのものだったんだよ」

回想シーンで、明さんの親友達が写ってるコマで、なぜかポンだけハブられてたりとか
西山の一人称が「俺」だの「私」だのコロコロ変わって、お前何処の拳王様だよぉ！？だったりとか
そもそも西山、お前こんな事言うようなキャラじゃないだルルォ！？などなど
いろいろ突っ込みどころは満載なんですが、まあそこは目をつぶっておきましょう。

少なくとも、西山は明さんに憧れというか、リスペクトを抱いていたのは間違いないようです。
まあ、あれだけの対吸血鬼兵器を次々とこしらえる西山も、はたから見れば十分凄ェ！んですが。

明さんは物陰に隠れて、一部始終を覗いてたんですが「出てこいよ明、いるんだろ」という西山の声に答えて、ついに姿を現します。

明さんが姿を現した瞬間、部下の吸血鬼２名が｢ひいいい｣と西山の玉座の後ろに下がっちゃって、完全にビビッてやがる！
お前ら、いくらなんでもビビり過ぎだろｗｗｗと思ってた次の瞬間、明さんにあっさり斬り殺されてて草。