(20150518) 彼岸島 48日後… 第34話「新田」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!



マサの野郎をぶっ殺すため、東京へ向かう明さん。途中で新田豪(GO)翔きゅんの親子連れと、ショタのションベンまみれで握手してくるヨネさんを仲間に加え、4人パーティーになりました。


途中、東京へつながる高速道路で、トンネル部分が木で塞がれ、要塞状態にしてる人間の集団に遭遇。
仲間のGOやヨネさん、さらには彼らレジスタンス?のリーダー・ゲス岩田率いる人間達と一緒になって、吸血鬼達の本陣を叩くために、出撃する明さん達。ビルからスナイパーライフルで狙撃する吸血鬼がいてクッソうぜェので、明さんは車ごとビルに特攻して、直接スナイパー吸血鬼をブッ殺しに向かいますが、その頃下で待ってる人間達に、近くの動物園から放たれた肉食動物達が牙を向く!ヨネさんはえびす橋に巣食うワニにパクっと喰われ、そしてGOも吸血鬼どもに囲まれて大ピンチ!明さん、早く来てくれー!!



●ん?今週冒頭の煽り文を読んで気付いたんですが、いつの間にか「吸血鬼化した動物」って、粗筋に書かれてる。
少なくとも本編では「動物を解き放った」とは言ってましたけど「解き放った動物が吸血鬼化してる」なんて、描写も記述は一切無かったはずなんだけどなあ(′・ω・`)


って事は、最初に出て来たキリン「吸血鬼化してた」可能性が高いのか。
その割にはあのキリン、人間には見向きもせず、モシャモシャ木の葉っぱ食ってたけどな(′・ω・`)
そのうち、解き放った動物のどれかが、邪鬼化しちゃうというオチに1000MARUTA。



●今週、しょっぱなから、隊長お手製の義手ソードで、肉食動物達をバッタバッタ斬り殺しまくる明さん。
相変わらず、義手ソードの斬れ味凄ェ!
動物保護単体の苦情なんか見えなしねー!という、ベジ丼先生の激しい自己主張が感じられるなあ。



●義手ソードの斬れ味も凄ェが、えびす橋に居るワニのジャンプ力も凄ェ!
ちなみにここで、前ページではまだ水中に居たワニが、ページめくったらいつの間にか陸に上がってて、明さんにぶった斬られてるという、まさかのキングクリムゾンが発生しています。
まったくもう、本気でページが落丁してるかと思ったじゃねェかよ、えーっ!?



●その一方で…あれ?唐突にビッチ女の幸恵と、GOの息子の翔きゅんが、明さん達のあとを追っかけてきてるェ。
そして吸血鬼達とかくれんぼしながら始まる、唐突なおねショタ展開。
…うーん、先生ェの画力でおねショタやられても、ちっともスコスコできないんだよなあ(汗)



●そんな中、吸血鬼が集まって「あ〜うめぇなあ!」とか言ってやがる…。そしてそこにあったものは…。


そ…そんな…!GOがあ…GOがああああ…!!



なんてこった!!GOが…新田豪が、手足斬られて、目と鼻えぐられ、歯も抜かれて、吸血樽の中に入れられちまってやがる…!!


一応、うめき声みてェなのは発してるから、まだ死んではいないけど、あんなのに閉じ込められたら、死んだも同然じゃねェか…!
魔の悪いことに、翔きゅん思いっきり、父親の変り果てた姿を目撃だよ!そりゃ「パパァ!」って叫んじゃうよ!!
なるほど…。今週になって、唐突に息子の翔きゅんを出したのも、この為か!!


ちくしょう…。コモドドラゴン先生ェめぇ…。なんて残酷な事をしやがるんだ…!てめぇの血は何色だぁー!



●それにしても今週はいろんな意味で衝撃的だったェ…。


最近のマツモティーヌ先生ェ、猿先生並みにキャラの使い捨てが激しいなあ。
もっとも、猿先生が使い捨てるのは、大して印象の無いマネキンモブが大半だから、大して心が傷つきませんけど、マツモティーヌ先生ェは、中途半端にキャラに愛着を沸かせた後に容赦なく殺すから、心が痛ェ!


しかしこれ、残された翔きゅんはどうなるんだろう。
大好きなパパを殺されて、吸血鬼が憎くてたまらない翔きゅんを、明さんが引き取り、旅をしながら翔きゅんを育て上げるという展開になる可能性も…。
先週、GOも「明、何かあったら翔を頼む」的なフラグめいた発言もしてますしね。


しっかしまあ、隻腕の剣の達人が、血の繋がらない少年を育てるとか、猿先生の「ルーニン」そのまんまなんスけど…いいんスかこれで(′・ω・`)