(20141110) 彼岸島 48日後… 第12話「脳」

彼岸島は「週刊ヤングマガジン」で連載されていた、吸血鬼が住む島彼岸島を訪れた主人公宮本明たちの戦いを描いた、スタイリッシュ丸太アクションホラーギャグ漫画です。


現在は、第3部?に当たる「48日後…」シリーズがはじまりました。
雅(マサ)率いる彼岸島の吸血鬼達が持ち込んだ、吸血鬼ウイルスを媒介した蚊の猛威によって、崩壊した日本。
法も秩序も無い、吸血鬼達が跋扈する荒れ果てたこの地に現れた、片足を引きずり、顔に傷を持つ、左手1本で丸太をぐわしと掴む救世主…。
その名を、宮本明!!


「さあ、邪鬼解体ショーの始まりや!みんな見とけよ」と言わんばかりに、3階からダイブして、美少年邪鬼・吉昭の頭部を、ダイナミック解体していく明さん。
そのかいあって、ピンク色した脳味噌が顔を覗かせましたよってのが、今週のおはなし。



…はい。今週も全然話が進んでねェ!
新シリーズ開始当初はテンポ良かったのに、邪鬼相手になったらいつものダラダラ展開なのが、ちょっと残念だェ。
ドラゴンボール」で例えると、悟飯達のピンチに駆けつけた悟空が、ナッパ相手に5〜6週ムダに戦ってる感じでしょうかねえ。



…とはいえ、要所要所で突っ込めそうな箇所がチラホラあるのが彼岸島クオリティ。


(1) 明さんが、自らの義手の鞘(右腕部分)を、ベルトの脇に「ぎゅっ」と挟む描写とか
(2) 義手をフック替わりに上階へ上がってく明さんの描写を2ページ連続で描いたりとか
(3) そして、いちいち「明!!二階へ登った!!」とか「三階!!最上階に!!」などとオーバーリアクションするニット帽ケンちゃんとか


こういう、なんて事の無いシーンで、いちいち笑いのネタをブッ込んでくるあたり、流石もちもち雪見だいふく抹茶先生ェと言わざるを得ないェ!



あと、気になったのは、痛みで大暴れした吉昭の影響で落石が起きて、その影響でニット帽ケンちゃんが落石で頭を負傷して、出血してるシーン。
ひょっとしたらコレ、吸血鬼感染フラグなんじゃ…。
まあ、明さんも思いっきり頭部負傷してる割には、盛大に吉昭の返り血を浴びまくってるように見えますが、たぶん主人公補正で吸血鬼に感染しないようになってるんでしょう。
でもニット帽ケンちゃんは、主人公じゃないからなあ…。初代ケンちゃんみたいに、つまんない理由で、あっさり感染しそう(′・ω・`)