(20130405)梅さんの新作「ビーストホイラー」の感想を書いてみた。 #6 Killing In The Name

「BOY」「無頼男」「SWORD BREAKER」「LIVE」「カウンタック」の梅澤春人先生(以下:梅さん)の短期集中連載「ビーストホイラー」が、YJで始まりましたよ!
今回は第6話ですー。一体いつまで続くんだクソッタレー。

前回までのあらすじ


わこちゃんのバイクをくっつけて、無理やり完成させたビーストホイラー。借金取りの魔の手から逃れてコレでひと安心かと思いきや…。突如都会に爆弾を積んだ、別の黒いビーストホイラーが出現し、街は大パニックに!

黒いビーストホイラーが都心で大暴れ。挙句の果てには交差点のど真ん中で大爆発!破壊(デストローイ)ー!!



そしてこの爆発とほぼ同時に、今回の爆破を予告した犯行声明とも取れる動画がネットにうpされてることが判明。


その動画に写っていたのは、かつてハルっちとともにビーストホイラー製作に深く携わっていた技術者:灰道神一(はいどう しんいち)でした。

彼は優れた技術者でありながら、その技術力を軍事目的に使うべきだという危険思想を持っていたため、ハルっちはコイツをクビにした過去がありました。

灰道「いつの時代も最高・最強のテクノロジーを遺憾無く発揮できるもの……それは軍事兵器だ!!
金儲けのためじゃない!!
一緒に世界最強の“軍事兵器”(ロボット)を造りましょうよ!!」


やべぇよやべぇよ…。こんな狂った台詞を、ド真剣な表情で熱く語ってるよ…。どんだけ鬼畜なんだよ…。
こりゃハルっちがコイツをクビにしたのも懸命な判断と言えましょう。



そして、動画内では、さっき爆発したスフィンクスとは別にもう1台用意してるらしく、スフィンクスに仕掛けられた爆弾のスイッチを1時間以内にポチッとしないと…爆発(ドカン)だ!」などと、とんでもない事をほざいています。
そんでもって、さらに…。

灰道「ああ・・・それからもう一つ
オレと警察との“鬼ごっこ”の事だが・・・」
残念ながら警察(オマエら)は一生オレを捕まえることはできない!!
なぜならオレは今から自殺するからさ!!
悔しいだろ!これがオレからの最後のメッセージだ!





そして最後に「“死を想え”!!」と言い残して、そのまま拳銃自殺!!







えらい事になってるよ梅澤くん!!


さすがにこのシーンはあまりにも衝撃的過ぎて「見せられないよ!」的な感じだったので、優雅な映像でもお楽しみください(′・ω・`) 
もっとも、梅さんはこの後のシーンも思いっきり描いちゃってるけどな!!



自分の言いたい事だけ勝手に主張して、散々周囲に迷惑を掛けまくった挙句、自分はセルフ199(ワンダブナイン)!で拳銃自殺を図るとか、正真正銘のクズヤローじゃないか!!
やべぇよやべぇよ…コイツ何がしたかったのか、全くわからねえよ…。


その生き様はロックであると言わざるを得ませんが、あまりにもブッ飛び過ぎてて、読者のほとんどが( ゚д゚)ポカーンって置いてけぼりになっちゃってるんスけど…いいんスかこれで。



…というわけで、諸悪の根源は勝手に自殺してしまいましたが、残していったスフィンクスはまだ健在であり、コイツを止めないとまた街に甚大な被害が出てしまいます。


ひとたびスフィンクスが動き出したら、警察(無敵の国家権力様)の機動力ではどうにもならず、かといってハルっちの作ったやっつけビーストホイラーでも、性能的にはスフィンクスに劣る…。「どうすっかなー、俺もなー」となったところで、つづく。



ところで、今週の「ビーストホイラー」の扉絵には、なぜか「カウンタック」に登場したオリジナルスーパーカー「ヒエロ」の姿が。


「なんで連載の終わった作品のチンコカーが出て来るんだファック!」と多くの読者が疑問に思ったことでしょうが、今週のYJのカラー特集によると、なんとあの「ヒエロ」が実車化けしたぜクソッタレー!!とのこと。


というわけで、カラーページで3ページぶち抜きで、実車化されたヒエロの雄姿が掲載されています。最初は1/10とかの模型とかプラモデルかなーと思ったのですが…写真を見た限りでは、どうやらマジで実車化させちゃった模様です。どんだけ金がかかったのだろうなあ…。


しかしまあ、改めて実車化されたヒエロを見て思ったのですが…。


やっぱりこれ、チンコだよなあ…。