(20111103)今月の海傑エルマロ第1話「悪童、企む」第2話「悪童、謀る」

正直、これから面白くなるかどうかまだわからない部分があるので、定期的に感想を書くかどうかはまだわかりませんが、せっかくだから、初回は書きますよ。感想。



11月1日が何の日かわかりますか? 11月1日は「月刊HERO’S(ヒーローズ)」発売日です。 つまり井上紀良先生の新作が読める日です。


嬉しいなあ、華と修羅が打ち切られてから死んだように生きてきた。腹一杯読んでやるぜぇ、グヘヘヘヘ…。



…と言うわけで早速「月刊HERO’S」創刊号を買いました。で、読んでみましたよ。井上紀良先生作画の「海傑エルマロ


しょっぱなから一挙2話収録という破格の扱い。内容は16世紀の平戸。若きサムライ・カイリ(遼介顔)が、女郎達を従えて「海賊王に俺はなる!」とか言い出して船をかっぱらう、ワンピースチックな作品ってことでいいんですかねえ。これ。


「月刊HERO’S」はニューヒーロー続々誕生!とうたっているだけあって、ヒーローもの中心にラインナップを固めているようです。
もっともこの漫画の場合、主人公のカイリは、ヒーローというよりは、人様のオパールのかんざしをパクって、女郎を集めて、人の海賊船襲ってお宝強奪して船長斬り殺してるんだから、ヒーローって言うか、コイツどっちかって言うと悪党のほうなんじゃね?って気がしなくもありませんが(汗)



初回だからかなのか、あからさまに目立つようなコピー描写はちょっと少なめ。とはいえ「ダッ!」「ババッ!」「ぶわ〜〜っ!!」といった名擬音が楽しめて、いつもの井上先生らしい描写は十分楽しめたんですが、一度目を通しただけで爆笑しちゃうような、「夜王」「華と修羅」を読んだ時に感じた、あの爆発力(シリアスな笑い的な意味で)は、今のところまだないかなあ、といった印象。


これはまあ、きっと久々の連載で、しかも月刊連載だから、井上先生自身にまだエンジンがかかってないってのと、まだコピー機とかも温まってないんでしょう。きっと(′・ω・`)


次回以降は第1話と第2話の素材を使って、存分にコピーテクニックを披露してくれる事でしょう。期待するだけで今から昂ぶりが鎮まらんのだ!


とはいえマンガ自体はこれから面白くなりそうな雰囲気は十分伝わりましたので、これからに期待ですかね(全体的に他の漫画がちょっと低レベルってのもありますが)。あとは「シリアスな笑い」成分がふんだんに入れば申し分ないんですが(汗)



その他気になった所を書いて行くと、こんな感じですね。


亀屋の旦那はギャグキャラという扱いで良いのかな?ゆくゆくは華と修羅のほっこり兄さん的ポジションを期待。


●天下の公道をガーターベルト付けて下着同然の姿で走り回るヴェロニカ姐さんどう見ても露出狂にしか見えません本当にありがとうございました(′・ω・`)


●第2話で海賊王直(のニセモノ)を倒し、お宝と船を手に入れたこの後どうなるのやら?このまま女郎達や亀屋の旦那と共に海に出ちゃうワンピ的な流れ?


●とはいえそうなった場合、流石にメンバーが女郎達や亀屋の旦那、王直の部下だけじゃ、メンバーがちょっと心許ないので、いずれは濃い連中が仲間に加わりそうではありますが。とりあえずライバルキャラとして、「夜王」の聖也さんみたいなロン毛の金髪キャラが出てくるに100リシャール。


●今月1番笑ったのは、最終ページの海賊募集!のページが一番笑った。
南蛮渡来の最新鋭の機器って…要するにコピー機ってことでいいんスよね?


●海傑エルマロの朗読動画。





こういうのは「華と修羅」でやって欲しかったなー。天下のAKB48「今から昂ぶりが鎮まらんのだ!」とかを朗読して欲しかった…って、AV女優に官能小説読ませているノリじゃないか、それじゃ(汗) 

というわけで、この海傑エルマロの感想が次回以降続くかどうかは…これからの展開にかかってます。


まあ、来月も様子見で購入してみましょうかね。来月も200円みたいだし。