(20100730)今週の「華と修羅」 第七話 「夜会」

扉絵キャッチコピー
栄華の誇示こそ、貴族の習い。

柱文
「不穏な空気の漂う中、ついに夜会が始まる…!」
「恐るべき豪腕…!」


ついに始まった唐房家の夜会。例によって、夜会に参加してるモブの皆さんが何度も出てきたり(もちろん全部コピー)、166ページ、調理されているたくさんの料理がどれも寸分違わぬ分量だったり(もちろん全部(ry)と、井上先生のコピーテクニックは、今週も絶好調だZE!!
驚くよりも呆れてしまいますな。



さて、久々に百合子と再会した慎太郎は、もう一度リベンジだ!とばかりに、百合子とデートの約束を取り付けます。
百合子もこないだの新便器との「ズキュゥゥン」接吻がよっぽど堪えたのか、慎太郎とのリベンジデートに前向き。ようやく主人公に活躍の兆しが…!!と、そこへ…。



「百合子お嬢様!」


ここで新(新便器)が登場するんですが、その新便器が手を振るコマがすごいっていうか、ひどい。
隣のコマと比べると、まるで新便器が小人みたいに見えるwwww



こうして百合子は新便器と一緒に社交ダンスを踊ります。ギャラリー達には「優雅という言葉では足りませぬ!」とか「西洋人さえ共に踊るのは臆するだろう!」と、概ね好評のようですが、踊ってる最中にも新便器が2コマほど邪悪な笑みを浮かべてるのが、妙に笑えて仕方ありません。もはや顔芸の領域。


ところが、社交ダンスを踊り終わった新便器は突然参加者の前で「毅から家督継いだYO!あと百合子たんとケコーンするんだ(;´Д`)ハァハァ」などと言い出したからさあ大変。


とくに、新便器が百合子と婚約するYO!と言い出したときの百合子のツラは「ちょwwwおまwwww聞いてねーよwww」って表情丸出しで、なんとなく笑えます。


「兄上…私は今はっきりと、はっきりとあなたが恐ろしい!」


やりたい放題の新便器を前に、複雑な表情の慎太郎。上のセリフは何かと応用が利きそうで流行るかもしれませんね。「はっきりと」を2回使ってるところが、ちょっとSWOT」の杉田尚先生イズムっぽくてアレですが(w


ここ数週は完全にずっと新便器のターン!なわけですが、このまま思い通りにお話が進んじゃうと、逆につまらなくなっちゃうので、いい加減主人公である慎太郎にも頑張ってもらいたいモンです。

でも今回の主人公様は、2話以降は完全に周囲に流されっぱなしな、ただのヘタレだからなあ。第1話で美彦(若乃花)とチャンバラごっこしたときの勢いはどうしたんだよ、という気になってしまいます。



ちなみに、今週の若乃花ですが、回を重ねるごとに、どんどん穏やかなツラになっているのが気になります。
もっとも、慎太郎と新便器の陰に隠れて、徐々にモブ化しているのが泣けますが・゚・(ノД‘)・゚・


そういえば今週、毅が出てきてないな。美味しいところで逆光浴びてバァーン!と出てくるのかなあ。毅の活躍を想像すると、wktkして、今から昂ぶりが鎮まらんのだ!というところで、つづく。