(20100603)今週のカウンタック #236 A Rival of Long Standing!

 女ナシ、車ナシ、ショボい給料の会社さえ辞めることもできない空山舜34歳(晴矢顔)。浦島龍童じいさんからカウンタックLP400を250万円で譲り受け、「カウンタックLP400を手に入れる」という25年前の夢を叶えることができました。

 実家から舜のアパートに送りつけられた荷物。その中に舜が小学校時代に描いた、「21世紀の未来世界」をテーマにして描いた「夢のクルマ」の絵を発見。その絵を写メで撮影したものを早乙女ちゃんから見せて貰った浦島のじっちゃんは、舜に、現在開発している“浦島ブランド”オリジナルのスーパーカーのデザインとして使いたいから、タイヤをつけてもう一度デザインして欲しいと、まさかの依頼!!じっちゃんの言葉に心を突き動かされた舜は、3日間家に篭り、見事デザインを描きあげたのでした。



 3日間引き篭もり、有給まで使って必死に描き上げた「夢のクルマ」のデザイン。それは現在持つ知識と融合した様々な装備や、内装のインテリアにまで及んだ、まさに「力作」と言えるモノでした。
舜の説明を聞きながら、一通りのデザインに目を通した浦島のじっちゃんは、満足げな表情で口を開きます。


「ありがとう空山くん、私の期待をはるかに越える出来だよ!
これでなんとか…レースに間に合いそうじゃ!!」


なん…だと…?


い…今、何とおっしゃいました?レースって何だYO?

これって市販車で売り出す車のデザインじゃなかったのかYO?と、舜は勿論、ほとんどの読者の頭が( ゚д゚)ポカーンと「?」クエスチョンマークでいっぱいになる展開です。



良く良く話を聞いてみると、今回舜にデザインを依頼した浦島ブランドの車というのは、市販車として売り出すのではなく、「アルティメットラン」というレースに出場する為の車みたいです。要約すると…。

●不定期に開催され、一般的には殆ど知られない非公認レース

●レースに使われる車は、2人乗り以上の車だったら、市販車だろうが改造車だろうがオリジナルマシンでも何でもオッケー!!

●コースは公道。主催者側が御上に「お前の国の道路を数時間だけレースに使いたいんだけどイイよな?」と許可を取るから問題無し!!警察(ポリ)?オービス?そんなものは見えやしねー!!

●レースの開催地は大会ごとに変わる(今回は日本でやる模様。2回延期したらしい)


なんとまあ…「マンガじゃないと実現不可能」などデカいレースですねえ。警察(ポリ)を黙らせて公道でレースやるZE!とか、一般的な知名度が無いとか、こりゃもう完全に金持ちの道楽レースじゃんか(′・ω・`)


そして浦島のじっちゃんが、今回の「アルティメットラン」に参加しようと思った理由は3つ。一つは開催地が日本であること。そしてじっちゃんの体が動けるうちに、もう一度レースをやりたかったから(死んだ奥さんと二度とレースしないYO!と約束してたけど死後10年経過したから解禁!ってことらしい)。


あれ?そう言えばじっちゃんがレースに参加かする理由が3つあるって言ってたのに、今週の時点じゃまだ2つしか言ってないな。敢えて隠すって事は何かあるのかね?



ちなみに、このレースの他の参加車として挙がったのが、前回スペイン大会で優勝した、ランボルギーニ・イオタ!!連載初期の頃に、アクアラインをぶっちぎっていた、あのイオタです。

ここでまさかの再登場とは(゚Д゚;)!!つーかあの正体、じっちゃんと早乙女ちゃんだとばっかり思ってたのに、違うのか…。



とまあ、こんな話をじっちゃんから聞かされた舜は「オラワクワクして来たぞ!」と言わんばかりに、イオタともう一度勝負してえYO!と闘志をたぎらせていたのでした。



あ、来週は休載みたいっすよ(′・ω・`)



Q:ご自慢の家具を教えて!
A:椅子です。トム・ディクソンのパイロンチェアは宝物!