(20091105)新テニスの王子様 Golden age19 「ゼロからのスタート」& Golden age20「サドンデスマッチ」

 U−17テニス日本代表(高校生)の合宿に、全国大会でジャンプ読者を(いろいろな意味で)衝撃の渦に叩きこんだ、中学テニヌ界の猛者どもがやって来た!!
 そんな中、U−17代表精神(メンタル)コーチの斉藤さんから、2人組を作るよう指示される中学生たち。しかしペアを作った後、その相手とシングルスで試合(負けた奴は脱落)をするように言われ、破れた25名はバスに乗せられ強制送還と思いきや…まさかの敗者復活展開!?斉藤コーチに言われるままに崖の頂上まで登りきると、そこに待ち受けていたのは、U−17裏コーチ・三船とかいう酔っ払いDQNが牛耳っている、まさに「テニス地獄」と呼ばれるような空間だった…!!



今月は三船コーチのマジ外道っぷりと、テニス地獄の凄まじさを、まざまざと読者に見せ付けてくれます。

テニス地獄にやって来た中学生達は、いきなり各校のユニフォームから、無地の服に着替えさせられます。


「てめーらクズ共にゃ無地で十分じゃ」


つまりこれは「ここは地獄なんだよ地獄というのは全員に等しく罰を与えるところなんだよだからユニフォームなんぞで区別することなんか意味ねえんだよボケが!」という意味なのでしょう。深いなあ三船コーチ。

決して、許斐先生やアシスタントさん達が、ユニフォームを描くのが面倒くさくなったからじゃないのです…たぶん。



まずは中学生共は「穴を深く掘れ」って指示されたので、言われた通りに穴をひたすら掘って掘って掘りまくります。


なんか「拳闘暗黒伝セスタス」って漫画で、道路工事でマトックを振りまくって、全体の筋力を鍛えるというシーンを彷彿とさせます。

でもあんな酔っ払いDQNコーチが、そんなことを科学的に考えているとはとても思えないし…。


そうこうしてるうちに、高校生達を滝に登らせてた三船コーチが帰ってきました。そしてスコップを納屋にしまって来いYO!と言われたので、しまって戻ってくると…。


「ジョボジョボボ…」





まさかの 黄 金 水 放 出 ! ! 


穴を掘らせたのは、単にションベンがしたかっただけでした。
そしてションベンが終わると「とっとと穴を埋めろ(゚Д゚)ゴルァ!」ときたもんだ。なんというハードコアっぷり。

すると、穴を埋め終わった頃に彼らはある事に気付きます。自分達のユニフォームがいつの間にかなくなっている事に。


「あるじゃろ…貴様等の足元に」


ひ…非情過ぎるぜ酔っ払い!!


つまりこれは「ここは地獄なんだよ地獄にゃプライドなんてモンは不要なんだよだから貴様等クズ共のプライドの象徴であるユニフォームなんぞポイだシミッタレが!!」という事なのでしょう。深いなあ三船コーチ。
しかしユニフォームを隠すとしたら、さっき掘った穴ぐらいしかなさそうですが、まさか…この酔っ払いは、穴にユニフォームを投げ入れた後、そこにションベンをしたのか!?まさに外道!!

まあソレだと、埋めている最中に気付きそうなもんだけどな(′・ω・`)



次の話では、中学生VS高校生“全員”が、1つのコートに集まってのサバイバルマッチをやらされます。
ミスをしたヤツから退場となり、最後に残ったチームが勝ち。負けたチームは今夜は洞窟で野宿しなければならないという壮絶なテニス地獄です。


1つのコートに両チーム総勢60人前後がひしめき、そして飛びかうボールは3個…。なんとも壮絶です。


おまけにこのコートは地面がロクに整備されていない崖の上にあるもんですから、地面で激しくイレギュラーバウンドをします。勝手が違うコートに四苦八苦する中学生たち。
そして予想通り、あっけなく真っ先に脱落しちゃうリチャード坂田。
テニヌ界のヤムチャの名を欲しいままにしていますな、コイツは(w



「だったらノーバウンドで打ち返せばいんじゃね?」と越前と金太郎は考えますが、互いに邪魔してあえなく脱落。さすがコイツら、協調性のカケラもありゃしません。


ならば縮地法が使える田仁志様と甲斐だったら…って読者的には思っちゃうんでしょうけど、コイツ等はすでに脱落してて使えneee!!


唯一気を吐いて頑張る真田ですが、3人同時に狙い打ちされたらたまりません。挙句の果てには年上であるはずの高校生から「老けたオッサンもご苦労さ〜ん!!」などと屈辱的な言葉をかけられる始末。


思えば合宿来てからの真田は「テニスは楽しいなぁ♪」などと言われながら幸村にフルボッコにされたり、スコップしまいに行く時は小春さんにベッタリくっつかれちゃうし、なんか、もう踏んだり蹴ったりですな。(´・ω・) カワイソス。



こうして中学生ばかりが次々と脱落し、もう残ってるのはピヨシとか焼肉奉行とか財前とか門脇とか、微妙なメンツばっかり。しかしここで柳と乾先輩が魅せます。他の連中を下がらせ、たったふたりで30人前後の高校生と戦います。
これがそのシーンです。





異常すぎる光景に、もう笑うしかありません。さすがテニヌだ。



ふたりは完璧なデータテニスによってイレギュラーバウンドの跳ねる方向を予測し、あっという間に形勢逆転。次々と高校生を打ち負かします。まさに八面六臂の大活躍です。

とくに乾先輩は全国大会じゃロクに活躍してなかった分、久しぶりにマトモに活躍しているところを垣間見た気がします。

しかし残り3人まで追い詰めたところでタイムアップ。中学生どもは洞窟でひと晩を過ごしちゃうのでした。ちゃんちゃん♪



しかしこの調子だと、来月あたりそろそろ死人とか出るのでは、と密かにワクワクしつつ、つづく。