(20081204)今週の夜王 第281話 「柳の魅力」

 オーナーからロミオ2号店の店長を要請された遼介は、2号店の場所を大阪ミナミでやりたいと宣言。一緒に修さんも大阪に行く事となりますが、その大阪では今までのように上手くはいかず、部下は店内でケンカするわで、悪戦苦闘の日々…。
 一方の歌舞伎町に進出したヴィクセスでは柳直夜がヤクザ相手に集団土下座したりブチ切れたりして、美木谷社長の気を引く事に成功。ヴィクセスのホスト全員から「いらっしゃああいっ!!」三枝師匠のモノマネで出迎えられ…。



 結論から言うと、女性客との同伴なども包み隠さず、ざっくばらんにありのままの姿で接する直夜のスタイル、一瞬見せる寂しげな表情(どう見ても伏線)などといった、緩急を付けた接客に、美木谷社長は翻弄され、(あの子の事もっと知りたい…)などと、もうメロメロ状態。


 なんというか、もう「耕三?誰それ?」ってレベルです。


 しかし何度読んでも、美木谷社長は大物ぶってるけど、全然たいした女性に見えないのは何故なんだぜ?


 …まあ今週は前半パートより後半パートの方が面白いので、正直この編はどうでもいいや(w



 さて、一方大阪のロミオ2号店は相変わらずの閑古鳥ぶり。リピーターを連れてくるのは遼介だけで、店の売り上げを一人で半分以上稼いでいる体たらく。


 他のホスト達がもっと頑張らないと…と修さんが危惧していると、言ってるそばから、こないだ店内でケンカ騒ぎを起こしたホスト・ヒデとカズの2人が、また店内でケンカ
 もう修さん涙目。いきなり出鼻くじかれ過ぎです。修さんは遼介に「あの2人をクビにしろ(゚Д゚)ゴルァ!」と完全にブチ切れてます。



 思えば歌舞伎町のロミオじゃ「店内でのケンカはご法度」というルールがあり、いがみ合ってた遼介派も聖也派も、それだけは守ってましたっけ(一方的に殴る、ボディ膝蹴りによる粛正はのぞく)。
 もっとも店の外じゃ平気でケンカしまくってましたが…まあそれは置いといて(′・ω・`)


 そのルールに当てはめるならば、コイツ等はそのタブーを二度も犯しており、おまけに客は帰るわ、他のホスト達の士気は下がりまくるわで、もはや被害は甚大。修さんの主張はきわめて妥当であり、やむ無しといえましょう。


 ところが店長の遼介は「もう一度チャンスをやりましょう」などと、相変わらずの甘ちゃん振り。まったくおめでてーな。


 そんな遼介に愛想を突かして立ち去るホスト達と1人ポツーンと残された遼介…。とっても哀愁ただようシーンですが、遼介の頭上に輝くフルチンダビデ像のチンコが、全てをぶち壊してて吹いた。


 絶対アレはギャグで置いているとしか思えません



 そして翌日…。相変わらず2人をクビにする気の無い遼介に対し、ついに修さんの口からは…!!


「もういい!俺はお前とは違うやり方でやらせてもらう!
俺はこの店で"修派"を立ち上げる!
どっちのやり方が結果を出せるのか勝負だ!」


修さんまさかの反逆キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!


 実は修さん、前日にロミオのオーナーに電話で相談をしており、その際「修派立ち上げておk?」と許可を取っていたのです。それは店の繁栄を願うため、敢えて遼介の前に立ちはだかる事を選んだ男の決断…。


 修さんマジでいい人過ぎるぜ。そしてカッコ良過ぎる!!もう修さんが主人公でいいよって勢いです(w



 しかしこの電話のやり取りのシーンを読む限りだと、オーナーの口からは「顔も出さんし口も出さんと決めてる」「お前に任せる」などと、何だか完全に丸投げ状態で吹いた。
 そう言えばオーナー、2号店のオープンの日にも顔見せてなかったんでしたっけ…。
 無責任すぎにも程があるよオーナー!!ある意味遼介よりもタチが悪いぞ(w



 さて、そんな修さん「俺が勝ったらロミオ大阪店の経営権を貰う」と宣言してますけど、よくよく思い返してみると、遼介はオープン前の準備で、しち面倒くさい事を全部修さんに丸投げしてたんだし、今の店の売り上げの半分以上は遼介一人で稼いでるんだから、遼介はホストに専念して、店の経営は修さんとタクマに任せちゃえば、それで解決じゃね?という気がしてなりません。


 事実、2号店のホストたちからも、控え室で「(店長には遼介より)修さんのほうが適任じゃねえのか?」などと陰口叩かれてたんだし、丁度いいじゃないか…。


 …と、ここまで書いて気がつきました。NO.3のタクマはどこ行った(w 店に愛想突かして逃げ出したのか?



 何はともあれ、夜王連載開始以来、修さんが最も光り輝いて見えるこの展開wktkしつつ、次回へつづく。