(20081119)今週のカウンタック #175 ハッピー!!

 女ナシ、車ナシ、ショボい給料の会社さえ辞めることもできない空山舜34歳(晴矢顔)。浦島龍童じいさんからカウンタックLP400を250万円で譲り受け、「カウンタックLP400を手に入れる」という25年前の夢を叶えることができました。


 ある日舜の元に、中古車販売店「フューチャーモーターズ」の女社長・真弓たんから電話がかかって、なんか普通じゃないAW11(舜の昔の愛車)が入荷したから見に来ない?と誘われます。そのAW11は極端にレーシング仕様に改造された、玄人好みの改造マシンだったんですが、真弓たんの知り合いであるDQN高校生「三矢本 鉄太」によってまんまと強奪。舜と真弓たんはカウンタックで盗まれたAW11と「赤月峠」(あかつきとうげ)で追いかけっこの末、AW11が「緊急避難所」へ突っ込んだところで御用。鉄は真弓たんにどうしてもAW11を譲ってほしい!と懇願するのですが…。



「返事が無いみたいだから、もう一度だけ言うわ…
どんなに頼まれても…あんたにこのAW11を売るつもりはないわ!!」


 そして偶然そばを通りかかった車の運転手から携帯を借りて、ホントに警察に通報しちゃう真弓たん。鬼だ、アンタ鬼だ(((( ;゜Д゜)))


 そして真弓たんはカウンタックへと戻って行きましたが、それでもやっぱり諦めきれない鉄太は依然としてAW11の運転席に篭ったまま。
 すると舜がここで久々に主人公らしい一面を見せます。鉄太のAW11を欲しいという気持ちを汲み取りつつ…。

「でも、この車を逃しても落ち込むことはない…
これと同じ改造(スペシャル)AW11を自分で造ればいいじゃないか!!
出来るはずだろ…その気持ちが“本物”なら!!」


おおお、何だかかっこいい事を言っているぞ!!そしてさらに続きます。


「それでももし…ど〜〜〜してもこのAW11じゃなきゃダメって言うなら――
この特別なAW11に出会えた“縁”を信じてみることだ!!
今は無理でも、その“縁”が本物なら――
いつの日か必ず君とこのAW11を必ず再会させてくれる!
オレは昔憧れた車に…25年も立って再会し、手に入れる事が出来たんだ!
それは金があったからじゃない…“縁”があったからと信じている!
経験者は語る…だ!!」


今回のエピソードは、この舜のセリフを生み出すためだけに存在すると言って良いのかも知れません。
なんかこう、久々にグッと来るものがあります。実に感動的なロックです。やるじゃないか梅さん!!



その後真弓たんから「警察呼んだのはブラフ」とか言われ、鉄太がちゃんと反省して免許取ったら譲るつもりだけど、それまで倉庫にしまって整備するけど、時々は走らせないとってことで、舜が時々運転をする事になって…。


(これも何かの“縁”だからね…)


…あれ?なにげに舜が一番得してね?



巻末コメント
Q: コレクションしてるもの・したいものを教えてください!
A:趣味で大・小ミニカーを集めてます。