今週の夜王 第278話 「ズレ」

 オーナーからロミオ2号店の店長を要請された遼介は、2号店の場所を大阪ミナミでやりたいと宣言。一緒に修さんも大阪に行く事となります。
 ところが奇しくも同時期に、いまや西日本のホスト界を牛耳る存在にまで勢力を拡大した聖也さんとまさかの再会!!
 さらには聖也さん率いる「スコーピオン」の大阪進出に合わせて、歌舞伎町店を出す予定だったヴィクセスの柳直夜も戻ってきたりと、にわかにミナミが騒がしくなる中、ついにロミオ大阪店がオープンを迎える…!!



 ほぼ同時期に開店した、遼介のロミオ大阪店と、直夜のヴィクセス東京店。ヴィクセスのほうはオープンから3日目を向かえても大盛況。そして直夜は今週もカッコいい所を見せています。
 いずれ直夜は大阪に戻らないといけない。けれども大阪まで通うのはお金がかかる…そう悩む女性客に対して…。


「ガタガタ抜かさず、お前が会いたい時にいつでも来いや!
交通費と宿泊費くらい、俺が出したる!」


 うーん。この発言はマジでカッコいいぞ。
 一見ぶっきらぼうで冷たそうだけど、実は優しい。そんな直夜の絶妙なツンデレ話術で、もう女性客はメロメロです。


 まあ、東京から大阪までの往復交通費と宿泊費を合わせて4万円前後と仮定すると、10万落としてくれれば、お店にも直夜にもお釣りは来るでしょう。そう考えると、実にしたたかですな。


 女性客がメロメロになってくのを横目に見ながら(フ!東京の女は簡単(チョロ)いのう…)などと、またしても変なルビ付きでほくそ笑む直夜なのでした。


 一時はどうなる事かと思いましたが、徐々に本領発揮と言うか、ヤムチャポジションから脱却しております。
遊戯王」で例えるなら、城之内が負け犬から馬の骨(凡骨)に昇格した感じ…といったところでしょうか(′・ω・`)


 余談ですが、ヴィクセス東京店にいるライト兄弟(同じ高校の野球部でライトのポジション・かつ同じマネージャーとつき合っていた穴兄弟2人)という奴等がいるのが妙に気になります。
 コイツ等は今後も出てくるのでしょうか。是非ともロミオの「撃滅ツインズ」とのバトルが見てみたい(w



 一方のロミオ大阪店は…オープン5日目にして、早くもお客さんに陰りが。リピーターも極端に少なく、お客さんは一見さんばかり。
 遼介のトークも、東京では通用したのに、大阪ではカッコつけた平凡なトークとしか受け取って貰えず、リアクションもいまひとつ。
 まあ、ラッキーマンからラッキーを取ったら、所詮はこんなものかという見方も出来ますけど。


 それにしても「アハハハハ…!」と遼介を笑う女性客2人のコマが、2ページ連続で、ページを挟んで隣り合うように配置(もちろんコピー)されているのには爆笑せざるを得ません。
 しかも左の客が2つのコマで、涙を流してたり舌を出してたりと違いが見られるなど、まるで「間違い探し」のクオリティの仕様なっているのがたまりません。
 さすが井上先生!!鮮やかな手抜き…じゃなかった、斬新な演出だェ!!



 うーん。しかしこれは「お笑い」が足りないという事なのでしょうか?


 ということは…歌舞伎町店から、お笑い系ホスト・源太がまさかの大阪召集!!という超展開も、もしかしたらマジであるのかもしれません。


 そう考えると…なるほど。大阪店の中央に飾られてる「フルチンダビデ像は、源太召集の伏線だったのか!!何だかホントにやらかしそうで怖いなあ。


 まあ、仮に源太のチンコ芸が大阪で通用して大ブレイクしたとしても、変化球嫌いな聖也さんが、チンコ芸という「魔球」を見ちゃったらと想像すると…。


間違い無く大阪は血の海と化すでしょうなあ(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル