今週の夜王 第275話 「燃え上がる街」

 オーナーからロミオ2号店の店長を要請された遼介は、2号店の場所を大阪ミナミでやりたいと宣言。一緒に修さんも大阪に行く事となります。
 明らかに間違った関西弁をのたまう修さんの後輩・タクマの案内で、「まずは大阪という街の事を知りたい」と大阪観光を楽しんでいた遼介たちでしたが、なんだかメチャクチャ気の強そうな女が数人の男に絡まれてる現場を目撃して…?



 結局遼介達が止めたおかげで、騒動は収まったのですが、よくよく話を聞いてみたら、女の方からから肩をぶつけて因縁を吹っかけたコトが判明。


 おまけにこの女、いきなりサイフが無いなどとわめき出し、結局遼介たち3人が、道ばたをはいつくばって、財布を捜すハメになります。
 もちろん女は腕組みして3人に指示するだけ。探したりなんてしません。


「ほら、人助けするなら本気でやりや!
その路駐してる車の下とかちゃんと見て!!」


 もう、この時点で、(#^ω^)ピキピキって感じですけど、結局サイフは自分の内側の胸ポケットにちゃんと入っててひと安心。
 3人はまったくムダ骨だったワケですが、女は「探すの手伝ってくれてありがとな!」と一応感謝はしてるようです。


 あー。絶対コレって後でお客さんになるフラグだな。タクマも(あの女…どっかで見た事が)とか言ってるし。



 さて次の日。3人でミナミの街を歩いていると、ヴィクセスの連中がたむろしています。その中には2号店出店のために歌舞伎町にいたはずの柳直夜の姿も。


 話を聞いてみると「大阪にとてつもない敵が進出してくるから帰って来たんや!!」とのこと。歌舞伎町店なんぞに構ってる余裕など無いようです。


 で、そいつらとはもちろん遼介たちの事では無く、“西日本のホスト界を制圧した、最強最大のホストグループ”だそうで…。
 などと会話をかわしていると、前方からこっちに向かってくる集団の男達が!!ヴィクセスの連中が思わず叫びます。


「き、来たあっ!」
「奴らがついに来たああっ!!」


…まるで、RPGでモンスターの群れが街にやってきた時の村人のセリフですな。そんなにバケモン扱いせんでも。

 で、その連中を率いる、中心にいる人物は…?























聖也さんキタキタキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!


なんという超展開!!ここでまさかの聖也さん登場です!!


 知らない方の為に一応説明しておきますと、聖也さんとは、遼介がロミオにやってきたときのNO.1ホストで、実質この人が真の主人公的存在。「この女…陥落(おち)たっ!!」「プハーッ!飲んだぜ!!」「ビイィーン!!」などなど、名言名シーンは数知れず。ドラマ版夜王でも、バリバリの存在感を示していました。


 九州へ渡ったあとは短期間でスコーピオン2号店の店長を任されていましたが…まさかいつの間に西日本のホスト界を制圧するまでの大人物になっていたとは。同じ四天王だったダンディやモミアゲとはえらい違いです(w


 そんな聖也さん。久々の登場ですけど、登場の仕方からして、貫禄というか、オーラが違います。
 その脇にはちゃんと北斗と翔の姿もあります(なぜか光はいませんが)。なんかもう、コイツら九州からわざわざ歩いて来たんじゃないのかって言うような、妙な迫力があります。



 そして、それとは対象的に、ライバル的ポジションだったはずの直夜が、急激にザコ化したというか、小者っぽく見えるから笑えます。しかもまだ戦う前だってのに(w


 まあ、相手が聖也さんじゃしょうがないか。ドラゴンボールで例えるなら、ラディッツが悟空達と戦ってる時に、いきなりフリーザ様が出て来るようなモン…でしょうから。
 こりゃもう一生ヘタレ路線まっしぐらなんだろうな。直夜(´・ω・) カワイソス。


 でもここで早々に聖也さんを出してしまうと、あれだけとんでもないと言われていた大阪のホストたちが完全に霞んじゃって、まさに聖也さんの独壇場になりかねないわけで、そのあたりが少々もったいないような気がします。せめて遼介たちが大阪でそこそこ結果出してから聖也さん出せばよかったのに…という。



 何はともあれ、久しぶりの聖也さん復活劇という超展開で、大阪編は面白くなりそうで、恋愛譚(ロマンス)が止まりません!!つづく。