今週のカウンタック #171 弱点アリ!!

 女ナシ、車ナシ、ショボい給料の会社さえ辞めることもできない空山舜34歳(晴矢顔)。浦島龍童じいさんからカウンタックLP400を250万円で譲り受け、「カウンタックLP400を手に入れる」という25年前の夢を叶えることができました。


 ある日舜の元に、中古車販売店「フューチャーモーターズ」の女社長・真弓たんから電話がかかって、なんか普通じゃないAW11(舜の昔の愛車)が入荷したから見に来ない?と誘われます。そのAW11は極端にレーシング仕様に改造された、玄人好みの改造マシンだったんですが、お店の物影からそのAW11に怪しい視線を送る金髪グラサン野郎が、スキを見計らってAW11に乗り込んで、まんまと強奪してしまいました。
 舜と真弓たんはカウンタックで盗まれたAW11と追いかけっこ。そして勝負の行方は「赤月峠」(あかつきとうげ)へ…。



 盗まれたAW11と追いかけっこしているうちに、いつの間にやら赤月峠でのレースへと変貌を遂げてしまった今週。
 猛スピードを保ったままで峠を次々とクリアして行くAW11のドライビングテクニックに、相手がドロボーである事を忘れて「やるな!!」とついつい褒めてしまう舜は、やっぱり走り屋のサガってやつでしょうか(′・ω・`)



 真弓たんは相変わらず「サーキット走行用にチューニングされた改造AW11なんかに、追いつけっこねーぜクソッタレー」とわめいていますが、一方の舜は余裕そのもの。


「たしかにサーキットでまともに勝負したら――
ノーマルのLP400じゃ勝ち目はないかもね…
でもここはサーキットじゃない…一般道の峠だ!!
それがAW11(アイツ)の弱点になる!!」



 サーキットの路面は継ぎ目の無いまっ平らなのに対し、一般道は継ぎ目やデコボコしたギャップが満載です。
 だから、サーキット使用に改造された改造AW11は、足回りがガチガチになっているので、サーキットでは平気でも、一般道ではコーナーを曲がるたびにギャップに足を取られスピンする可能性があるので、どうしてもコーナーを慎重に攻めざるを得ない…そのスキを突けばLP400でもじゅうぶん勝負出来るぜー!!

 それは一度サーキットを走った事のある舜だから分かる事…。


 こりゃもう、サーキット(富士スピードウェイ)に招待してくれた、ウルフカウンタックの神谷さん(暗井くん)に感謝しなきゃいけませんね(w



 でまあ、案の定グラサンがコーナーでビビって、悪戦苦闘しているうちに、舜のLP400がもう目の前まで迫って来てしまいました。なーんだ。意外とビビり症だなあ、このグラサンも。こんな奴、今までの梅澤ワールドのモノサシで比べたら、相当のヘタレレベルですよ(′・ω・`)


「このままじゃ捕まっちまう!!
この恐怖(ビビリ)を吹き飛ばすためには
あれをやるっきゃねえ!!」


 さあ追い詰められたグラサンは何をやる気なのか(たぶんドリフトかなあって気がしますが)。次号予告は「次号、バトルはクライマックスへ!!」


 …って、もうクライマックスなのかー!!なんだか追い詰められるのが早くね?



巻末コメント
Q: 自分の中ではメジャーなのに全然、知名度がないものは?
A:あけびです。