今週の夜王 第268話 「黒幕」

 遼介はエリート刑事の霧崎京一郎(肉便器)の手により、とあるキャバクラ嬢への自殺教唆の疑いでタイーホされ、根性焼きまでさせられますが、夜王の手助けによって釈放。その肉便器が覆面の皆さんに襲われてダウンしたので、遼介は肉便器の部下である藤田刑事と手を組んで、自分を陥れた黒幕をふん捕まえる決意をします。
 そんな中「Silver」のイケメン店長古田さん(文房具屋)の口から、黒幕はドンファンの一ノ瀬優(黒幕)だYO!!と、正体をつきとめた遼介はダンディクラブの沢村慎吾(ダンディ)と一緒に黒幕を追い詰め、ついに遼介&ダンディの2人による「時間差“ツイン”ウオオオオーッ!!」が炸裂!!ついに巨悪の根源を撃破した!!



 遼介&ダンディの「時間差“ツイン”ウオオオオーッ!!」を喰らった黒幕は、物凄い鮮血を迸らせながら、まるでリングにかけろ」の必殺パンチを喰らった人みたいに、物凄く吹っ飛んでいます。こ…これが「時間差“ツイン”ウオオオオーッ!!」の破壊力なのか!!凄まじすぎ。


ただでさえ黒幕は、ダンディの車に体当たりされて、高速道路から転落、大ケガをしてるってのに、こんなとんでもない破壊力のパンチをお見舞いされたらたまりません。常人なら確実に絶命している事でしょう。



こうして黒幕は倒れ「終わったな…」「え…え…」と、一連の騒動の終結が終わった事を確かめあう遼介とダンディ。なお、今週のダンディは高速道路から落ちたケガのせいで顔じゅうが血だらけなのですが、79ページの1コマ目だけ、顔面の傷がキレイに完治してやがります。恐るべしコピーネ申井上先生。


 やがて騒ぎを聞きつけたパトカーやら消防車やらがやってきて、藤田刑事も登場。遼介の無事と黒幕のタイーホによってホッと胸を撫で下ろしています。そして、ついにあの男が…!!




肉便器復活ッッ!!肉便器復活ッッ!!


まだまだ包帯が痛々しいものの、ついにあの陵辱系エロゲー大好き刑事が、麻美に付き添われて帰ってきた!!
なお、↑のコマ(82ページ1コマ目)の肉便器は、どさくさにまぎれて左手で麻美のおっぱいにタッチしてるように見えて、実にエロスです。



 そして復活した肉便器は「一ノ瀬優…覚醒剤所持の現行犯で逮捕する!!」と自ら手錠をかけるなど、一番美味しいところを持っていきます。


  でもこれって、藤田刑事からして見れば、いくら遼介の助けがあったからとはいえ「ちょwwwせっかく俺が犯人を突き止めたのに、ひどいよ京一郎たん!!」であることは確実であり、コレじゃ藤田刑事があまりにも可哀相過ぎます。
 これがキャリア刑事と普通の刑事の決定的な差なのか…。
 なんだかたけしの挑戦状で、“せっかく宝を見つけたのに、その直後に地図をくれたジジイに殺されてバッドエンド”っていうのを思い出しました(w



 こうして“ドンファンの一ノ瀬優”のタイーホにより、事件はひとつの決着を見る事になります。黒幕とつるんでいた淫獣の皆さんも、ボス格である戦国武将以外のほとんどの奴らがタイーホされ、英樹もなんだか扱いが小さいですが、無事に救出。
 そして黒幕のタイーホによって、ブルーナイトの赤城達也(モミアゲ)とダンディは「歌舞伎町ホスト評議会」の解散を宣言。四天王のうち2人を欠いた「歌舞伎町ホスト四天王」の時代は終焉を向かえるのでした。


 物凄く無念そうに号泣しているダンディとモミアゲがすごく印象的ですが…ダンディはともかく、モミアゲ、お前は何もして無いじゃないか(w 
何の見せ場も無く終わりだなんて、モミアゲ(´・ω・) カワイソス。



 こうして、めでたしめでたし…と、ロミオでくつろいでる遼介・修さん・卓也(ヤムチャ)の3人でしたが、陸の知らせにより、まだまだシャブが流通している事を知らされ、驚愕の表情を見せます。
しかし前回もそうでしたけど、陸は仕事そっちのけで何処をほっつき歩いているんだか。これじゃ桜井ちゃんに嫌われちゃうぞ(w


そしてその知らせは肉便器の耳にも届き「なんで覚醒剤の流通が止まらないんだ(゚Д゚)ゴルァ!」とすっかり憤慨。そこへ藤田刑事が「一連の事件の真の“黒幕”」の名前を引っさげて登場。どっからそんな重大な情報を手に入れたんだろう、コイツは。


しかしその黒幕はとんでもないヤツであり、とても肉便器達がタイーホ出来る様な人物じゃない!!とのコト。
とある場所で逃げ延びた戦国武将と話をしているその男の正体とは…!!





なんと、肉便器の上司、五島次期警察庁長官!!
ここでコイツがきたかー。確かにこのコピー顔のオッサン、最初から怪しいなぁとは思ってはいたんですけど。
しかしこの最後のページの五島次長のコマ…なんだか上手く説明できないのですが、すごく笑えます。


強いて無理やり説明するならば


「フフフ…ハッハハハハハ…!」という変な笑い方
「真の悪人が――ここに。」という帯セリフ。
●不自然なほどの集中線。
●笑っているはずなのに、あまり笑っているように見えない、コピーし安そうな五島次長のツラ。


これらが化学反応を引き起こして、壮大なGAGパワーを生み出していると言いますか。



ここで真の黒幕を出すとは、まだまだこの肉便器編、終わりそうにないのか…と思っていたら、
ラストのページの次週予告に
「警察編、衝撃のラストまであと2回!!」などと書いてあります。


ええーっ!?おいおい、これってあと2週で終わるの!?
五島次長には、まだまだ少なくとも、戦国武将とニセ便器、2人の手駒が残っていると言うのに。
これは、普通に考えても


(1)肉便器、仕方無く遼介あたりと手を組む
(2)戦国武将に“ツイン”ウオオオオーッ!!
(3)ニセ便器に(ry
(4)五島次(ry
(5)エピローグ


こんな感じで、最低でもあと5週は必要なんじゃないの?って思うんですが。
果たして倉科・井上両先生は、どういう落とし前を付けてくれるのか、乞うご期待!!