「オラァ根岸、さっさと詞かけよコラァ
ブッ殺した親のコト、レイプした女共のコト
その時の想いを書くんだよ」
なかなかＤＭＣの新曲を詞を書けない根岸のために、根岸行きつけのファミレスで、作詞作業に立ちあってあげているシャッチョさん。
なんだかこう書くと、シャッチョさんがすごく優しい人に見えてしまいます。
すっかり困惑しちゃう根岸が、やっとの思いで書き上げた詞が、コチラ。
ヒール
作詞：ヨハネ・クラウザーII世※やっちまう！ オレはワルだ
やっちまう！ 血も涙もねぇ
やっちまう！ 生まれつき１人だがな虚しい時もある
※ くり返し Ｘ４
わかって欲しいだけなんだ
※ くり返し Ｘ８
読者から見ても、気持ちのこもって無い｢とりあえず嫌々ながらも書きました｣ってのがまる分かりなフレーズ。
こんな物を見せられて、もちろんシャッチョさんが満足するはずなどありません。
「テ、テメェ…コレは私に対する宣戦布告とみなすぞ
ヤワな言葉を繰り返してるだけの短い詞、まさに短小包茎…
こんなんで濡れるか、この粗チン野郎！！」
ある意味最大級の賛辞をいただいた根岸は、シャッチョさんから飲み物の入ったコップを、顔面に投げつけられちまうのでした(′･ω･`)
次のライブまでに(詞を)書いてきやがれー！！と言われたものの、相川さんとファミレスで食事してる時も、作詞の事で悩んでばかり。相川さんと大学時代海で２人きりになって…それにしても相川さんのｵﾊﾟｰｲ大きいなあ(；´Д｀)ﾊｧﾊｧなんて事を思いだしていたら、その相川さんはオシャレ四天王の１人、久瀬アイセットさんの取材に同行するため、店を出て言ってしまいました。ショックを受ける根岸に、こう言い残して。
「根岸くん、男の子は女の子の話したコト
ちゃんと覚えてなきゃダメだよ！！」
↓
「久瀬さんは根岸くんと違って
話したコト覚えてるしステキなの」
↓
「久瀬さんは根岸くんと違って
性感帯も覚えてくれてるし、獣のようにあえいじゃうの」
いつの間にやらこんな言葉に脳内変換しちゃった根岸は、放心状態から立ち直った後、何かに取り付かれたように、紙に詞を書きはじめ…。
そしてライブ当日開演５分前。あの日から３日間寝ずに詞を書きまくった根岸は、大量の紙の束を携えて楽屋に現れます。寝不足で完全に目はイッちゃってますが、紙には怨念のような詞のフレーズがビッシリ！！
「ヒャーハハハ、全てにビッシリ
なんだこの詞は、一曲でこの長さか〜〜
サイコーよ！！このドス黒極太ズルムケ野郎、濡れさせてくれるわぁ」
そしてライブ開始。さっそくクラウザーさんは新曲｢淫獣伝｣を披露。
あの日の２人想ってた 愛の意味探した時、夜空に星が輝いた
意味なんてないと分かってた 忘れたんじゃない消えたんだ
みつめていた星消えてった…消えてった…
最初はぬるい歌詞から始まったこの新曲｢淫獣伝｣。しかしこの後、いきなりクラウザーさんは「ケダモノめがぁー！！」と、マイクスタンドを振り下ろし、狂気のフレーズを連発！！
心をぎとり脳ミソに巻きつけろ骨を喰らい目玉で皮膚をはげ額を血で引きちぎれ
貴様貴様貴様、復讐―――帰って来ない俺が殺したのか乳房だけ残し血まみれのお前
覚えてない未来えぐり取った過去刺し殺してみた狂って殺した子供たちは悪魔
死の砂漠探して墓場を味見
乳房だけ残したお前の叫び声
耳をちぎられた奴にしか聞こえない凶器のあえぎ
貴様貴様貴様、復讐―――背中には突き刺さった刃物
流血をも加速させて過去へと走り去る夢とは全て現実の死骸か
乳房だけ残したお前の残骸死に急ぎたがっている…
コレだけの分量を一字一句間違えずにシャウトするクラウザーさん、マジ記憶力良すぎ。
しまいには、歴史の年号とか日本の県名と県庁所在地までも謳い上げるその歌は、一体何処まで続いて行くのか…。
なお、歌詞のところどころに“乳房”が含まれているのは、きっと相川さんのおっぱいのせいです(ｗ
…殺意だけが乳房をあざけ笑う揺れるたび飛び散る生首を血管だけが結びつける法則のように
その乳房だけをはかる淫獣率求め、答えだす淫獣率乳(パイ)＝3.14159265358979323846264338327950288419716939937510582097494459230781640628620899862803
4825342117067982148086513282306647093844609550582231725359408128481117450284102701938521
1055596446229489549303819644288109756659334461284756482337867831652712019091456485669234
603486104543266482133936072602491412737245…
淫獣率を延々と読み上げるクラウザーさんに、ただただ圧倒…！！
コレは円周率を３と教える現代のゆとり教育に、クラウザーさんが警鐘を鳴らしているんだー！！
…たぶん。
オチの前にコレでもうお腹いっぱいでした♪
若杉公徳先生の巻末コメント
｢アシ作画、担当ネームでオレ風俗。｣
おまけ
まあ、参加してるアーティストたちが、この漫画が好きだってのは分からなくも無いんだ。
だが、トリビュート・アルバムと銘打っているわりには
メタルバンドが一つも入っていない
のは何故なんだぜ？
「メタル調アレンジ」にはなっているみたいですけど。
これではＤＭＣというよりは、むしろ、根岸トリビュートアルバムといいますか。
下北とか代官山が大好きなウォシャレファックどもが好みそうな感じのＣＤになりそうです。
クラウザーさん的には、むしろコレは冒涜では無いのかと（ｗ
なんかこのあたりに、製作者とファンの求めているものの間に、大きなギャップを感じざるを得ない気が。
ライトなファン層ならば受けるのかもしれませんが
ディープなファン層(ＤＭＣ信者クラス)からしてみれば、
「ファ〜〜ック！！こんなＣＤじゃ濡れ（勃た）ねえんだよ！！」
と叫んで、ＣＤを叩き割っちまいそうだ(′･ω･`)
…まあ、カヒミカリィが入っている点だけは評価してもいいかもしれませんけど（ｗ
これならむしろ「ファッキンガム宮殿」さんの「ＳＡＴＳＵＧＡＩ」とかをＣＤ化してくれたほうが、
よっぽどトリビュート・アルバムって感じがするぜ！！…と、個人的には思った。
