グラビアアイドルの桜井千秋(本名:桜井千夏)が六本木のエロプロデューサーのところに行ったので、遼介と陸は救出に向かい、ツイン「ウオオ――ッ!!」でエロプロデューサーをぶちのめし、桜井ちゃんを助け出すのでした。
その後美味しいところを陸に譲ってやった遼介は、エロプロデューサーに対してビジネスの話を持ちかけるのでした。
「ホスト風情がビジネスの話だと…?」
「いいから聞け…」
遼介がエロプロデューサーに持ちかけた提案。それは「今夜放送されるエロプロデューサーが持っている深夜番組を“ある内容”に変更しろや(゚Д゚)ゴルァ!」というもの。
しかし今の時間は午後7時半ちょい過ぎ。
いくら自分が持ってる番組枠だとはいえ、こんな短時間で放送内容を変更するというのは、あまりにもムチャすぎる話。さすがのエロプロデューサーも渋い顔をしますが…遼介は一気にたたみかけます。
「無茶でもやるんだ! 何か方法があるだろう!」
「そこをやるのが敏腕プロデューサーだろうが!!」
「視聴率を取れば問題ないでしょう! 」
「アンタがこの部屋でタレントの女の子呼び付けて
やろうとしてた事を公にしたらそれ一発でクビだろが! 」
「いつうっかり口にするかわからないですよ…! 」
どう見ても脅迫です。
本当にありがとうございました。
とはいえ、上手く行けばエロプロデューサー自身の株も上がります。まあそれ以前に弱みを握られている以上、遼介には逆らえませんし、
結局エロプロデューサーはこの提案を受諾。そして遼介も“準備”にいろいろと取り掛かるのでした…。
…結局、修さんがのぶ代の家に残った意味は全く無かったなあ。(´・ω・) カワイソス。
さて、遼介が要求していた番組の放送内容の変更。それは“生中継によるロミオの突撃レポート”でした。
そもそも、陸の売り掛けを支払う代わりに赤ひげが出した条件は“桜井ちゃんの信用を取り戻すこと”。
だったら、この番組に桜井ちゃんを出演させ、信用を回復させる機会を与える…。
上手く行けば、これで陸も、桜井ちゃんも、赤ひげも、そしてエロプロデューサーもホクホク!
ついでにロケ地をロミオにして、遼介自らが出演すれば、ロミオと遼介にとって、絶好の売名行為に……って、
ホントはこっちが目的なんじゃないのか!?
まったく、大人って汚いなあ。
遼介はこのために「マスコミに叩かれているなら逆にマスコミやカメラを入れて、正直なありのままの姿を見てもらいましょう!」などとオーナーを説得。
オーナーは(これは危険な賭けだ…!)と思うものの、結局は遼介の提案を採用します。
そういえばオーナーは、ロミオがスキャンダル記事で叩かれ始めた頃に
「マスコミ関係に知り合いがいる…信用を取り戻す方法を相談しようと思う」
と言っていましたっけ。でもここで遼介の提案をすんなり受け入れているという事は…。
結局、何もしてないじゃないかオーナー!!
なんという役立たず!!
やっぱりオーナーは何もせずに、パイプ持って同じポージングしてるのがお似合いだ(w
また、遼介は常連客の一人である、大女優の瞳さんの家を訪ねて「今夜ロミオに来て番組に出演してくれ!!」と、これまたムチャなお願い。
「お願いです!大切な後輩とそいつの大事な女性を救うためなんです!!」
土下座までして必死な遼介。遼介の性格を知っている瞳さんは、しょうがねーなーと思いつつも、結局ノーギャラでの番組出演を快諾するのでした。
それにしても瞳さんは「ワガママな女優」という触れ込みでこの漫画に出てきたのに、今じゃ遼介の方がワガママを言ってます。
時が経つとここまで立場が変わるものなのか(w
ともあれ、これでお膳立てが出来ました。生放送での瞳さんのアピール効果も手伝って、ここまで番組は大成功。エロプロデューサーも「大女優の言葉は説得力あるよねえ〜いい流れジャン…」とご機嫌の様子。
さあ、あとは桜井ちゃんがカメラの前でアピールをすれば、全てが万々歳!!しかし…。
「……わ、私…やっぱり無理!」
ここで桜井ちゃん、まさかの逃亡!!
なんてこった、これでは単なるロミオと遼介の売名行為番組に終わってしまい、桜井ちゃんのアピールが出来ない!!遼介とエロプロデューサーに緊張が走ります。
まあ、近くに陸がいましたんで、きっと陸が桜井ちゃんに励ましの言葉でもかけるんでしょうけど、まあとにかく、つづく。