TVアニメ ひぐらしのなく頃に解 第7話「皆殺し編 其の弐 運命の変え方」


部活メンバーは村祭りの催し物…オークションのために物品を磨いたり、家具とかを物色したり。
 その合間に、KOOLが魅音からおはぎをもらった時、「鬼隠し編」の現象をうっすらと思い浮かべたり、レナがNEETだったパパンが女に貢ぎ出してたので、それを魅音に相談した後に止めたと打ち明けたり、詩音が魅音や沙都子たんを殺す夢を見てたって事をと告白したり…。どうやらどいつもこいつも、以前の世界の記憶をわずかながらに受け継いでいるっぽい様子。


 たどたどしい口調で語るレナに(;´Д`)ハァハァして、沙都子たんの「詩音さんがそんな事とするワケありませんわ!!」にジーンときますた。


 レナが魅音に相談してる回想シーンが入ったり、詩音の見た悪夢について梨花ちゃまが深く追求してたりと、なかなか良いオリジナル展開ですね♪


 いずれにせよ、KOOLもレナも、そして詩音も、みんながわずかながら受け継いでいる記憶を生かして、上手い具合に惨劇を紙一重のところでかわしている…。梨花ちゃまはこう思い始めます。コレってもしかしてイケるんじゃね?


「これほど際先のいいスタートは、もう二度と無いかもしれない…
私が諦める理由は、どこにもない…」


 そうなると…問題は、何で梨花ちゃまが毎回殺されるのか、ということ。雛見沢村のマスコット的ポジションの梨花ちゃまを殺そうとするヤツが、村人の中にいるとはとても思えない…。


「むしろこの場所は、梨花にとって
世界のどこよりも安全なはずなのです」
「私を殺そうとするどころか、守ろうという人間がいるものね…」
「鷹野たち…ですか?」


 アニメだけ見てる人には、何のこっちゃ分かりませんが、タカノンたちはなんか組織を持ってるらしく、その組織は、は梨花ちゃま達を守るだけの力をじゅうぶん備わっている…。
 じゃあ、毎回トミーとタカノンが殺されるのは、その力を削ぐため…?


「自分の命より先に
あの2人の命を救うのが、先決って事ね…」



 翌日。早速タカノンをたずねに入江診療所へ行くと、トミーと一緒に村の中を回る…とのこと。それを聞いた梨花ちゃまが真っ先に向かったのは、古手神社にある祭具殿…って、なにげに羽入たんが舞空術使ってるよ!!それなんてドラゴンボールZ?


 



 でまあ、古手神社に着いたら、案の定トミーとタカノンが祭具殿の前で何やら怪しげな動きを見せてました。カギが上手く外せないかをチェックしてたようなので、やっぱりタカノンは祭具殿に入る気マンマンの様子。


 だったら最初っから祭具殿に入れちゃえば、運命も変わりそうだし、いいじゃん!!ってことで…。


「中に入れてあげてもいいのですよ」


 梨花ちゃまは祭具殿のカギを取りだして、ニンマリ。
 しかし梨花ちゃまのこのセリフ、捉えようによっては物凄くエロいぜ(;´Д`)ハァハァ。


「ほ、本当に!?祭具殿の中よ!!倉庫の中とかは無しよ!?
ここ!!ここよー!!ホントにいいのー!?」
「ちゃんと祭具殿の中なのですよ
ちゃんと入れてあげますですよ、にぱ〜☆」


 なんだか必死なタカノンに、にぱ〜☆と答えてあげると…。



「に…にぱ〜!!」



 



タカノンが…壊レテシマイマシタ


 ニヤケ面で祭具殿の扉に頬ずりしているその表情は、まさにレナの「かぁいいモード」そのもの。


 普段アダルト魅力全開なオトナの女性が、急に子供のような可愛い仕草を見せるってのは、ものすごい破壊力だなあ。正直、今のタカノンなら本気でお持ち帰りしてえ(;´Д`)ハァハァ



 というわけで、かぁいいモードのタカノンは、祭具殿の中でもハイテンションで興奮しっぱなし。


「人間が生み出し、恐怖で祭り上げられる事で神聖化した偶像…!!
神を実在させる為には、奇跡よりも祟りよー!!
純粋な恐怖にこそ人は支配される!!
人が、血と拷問を結集させて生み出した神…
それがオヤシロさまー!!」


 とっても嬉しそうだけど、言ってることはおっかねえよ(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル


 すると、なぜか羽入たんが「違うのです違うのですー!!鷹野は嫌いなのですー!!」とぁぅぁぅ言いながら地団駄踏んでどったんばったん。必死に否定しまくってます。
 カンの鋭い方は、これが何を意味してるか…分かります、よね?



 そんな羽入たんをスルーして、梨花ちゃまは祭具殿の扉を閉め、トミーとタカノンに話を切り出します。


「約束なのですよ…
これから話すこと、真面目に聞いて欲しいのです
いいですか…これは確実に起こる事なのです
ふたりは、綿流しの夜…」



 梨花ちゃまがふたりに話したのは、自分が殺されること、そしてその前にトミーとタカノンが殺されること。そして自分が殺されないように、身辺警護を強化して欲しい…。


 二人はイリーも交えて、どうしたもんかと色々相談しています。「東京」だの「山狗」だの、なんだか視聴者置いてけぼりなフレーズが次々飛び出してますが、その編はご愛嬌(w


 さあて、タカノン達はちゃーんと約束を守ってくれるのやら。



 翌日。興宮のおもちゃ屋でオークションで出展する掘り出し物を物色してる部活メンバーたち。でも、なかなか目ぼしいモノがありません。

 すると、たまたま非番でオモチャ屋にいたクラウドが、チンチロリンでピンゾロ(1のゾロ目)を3回連続で出したら、掘り出し物をプレゼントしますよー?などと言い出して、魅音にテクニックを伝授します。


 魅音は見事3回連続でピンゾロを決めて、みんな大喜びー!!という展開なんですが…あれれ?なんかいつの間にやらクラウドはみんなと仲良しに…!?

 あまりのレアケースに、梨花ちゃまも羽入たんもビックリです。



 ちなみに原作だと、クラウドがKOOLに麻雀のイカサマ技を教えて、ソウルブラザーになるっていう流れなんですが…。この編は上手くアレンジされてます。


 まず、「麻雀のイカサマ技」から「チンチロリンでのピンゾロの出し方」に変える事で、視聴者に状況を分かりやすくさせてます。麻雀知らない人からしたら、イカサマ技なんて何のこっちゃ分かりませんものね(w


 また、相手を初対面のKOOLから、クラウドと犬猿の仲である魅音にチェンジすることによって、クラウドがみんなと仲良くしてる現象を、よりレアケースに見せるようにしています。
 この編はアニメスタッフの実に上手いアレンジですねー。うんうん。



 さらに突然店内に、なぜか、普段は出てこない赤坂さんが登場。梨花ちゃまと久々の再開を果たします。


 奥さんとふたりで旅行に来たという赤坂さんは、梨花ちゃまから「東京へ帰れ」と警告された時、その言葉が頭から離れなかった赤坂さんは、ホントに東京へトンボ帰り。
 病院へつくと、ちょうど奥さんは奥上へ上がろうそしてたので、それを止めたら、直後に屋上の掃除をしてた清掃員が、階段から転げ落ちて事故った…との事。


 つまり、奥さんは生き残れたので、未来が変わったのです。どっちにせよ清掃員(´・ω・) カワイソス。


「子供も無事に生まれた…梨花ちゃんは僕達にとって大恩人だよ」
「良かったですね、赤坂…!!」


ちょwww事故に遭った清掃員にも触れてやれよお前らww



 しっかし、普段は出てこない赤坂さんまで来てるし、なんか今回はマジでイケるんじゃね?と思い始めた梨花ちゃま。でも羽入たんは、タカノンたちが約束を守るとは限らないし、裏切るんじゃ…などと、まだまだ不安がってます。


 すると梨花ちゃまは「…じゃあ試してみる?」と口にすると、突然そこらに停めてあったバイクをゲシゲシとケンカキック!!



 



梨花ちゃまが…不良になっただー!!



 傍目から見れば、オヤシロさまの生まれかわりと村から大切に扱われてるお嬢様が、突然のご乱心。
思わずドラゴンボールZ」のチチを思い出しました。今の羽入たんの心境はそんな所かもしれませんね(w



 でまあ案の定、DQNたちに「俺等のバイクに何しやがんだ(゚Д゚)ゴルァ!」と絡まれちゃうんですが、突然後ろから屈強な男たちがやってきて北斗の拳」のケンソロウばりの凄みを見せて、DQNたちを追っ払っちゃいます。なんかすげー。


 つまりコレは、タカノンたちが梨花ちゃまとの約束を守った、何よりの証…!!



 帰り道でも後ろから、ワゴン車に乗った屈強なおっちゃん部隊の人達が、梨花ちゃまをバッチリ護衛してくれています。ココまで来るとまるでどっかの国家要人みたいです。護衛が過剰すぎて、あまりにも村には不釣合いだぜー。

 あと、沙都子たんはどうしたんだ?一緒に帰らないのか、梨花ちゃまは(w



「どう羽入…?まだ私に力が足りないと思う…?
コマは揃った…!今の私には、運命と戦うだけの力がある…!!
もう怖く無い…今度こそ、この呪縛から逃れてみせる!!」


 もう怖くなんかないモンね!と言わんばかりに、今の梨花ちゃまはいろんな人達を味方につけ、誇らしげに威風堂々としているんですが…。



「どうせ今回も、駄目なのですよ…」



 それでもやっぱり不安が拭いきれない羽入たんなのでした。つづく。



さて次回予告。




「こみっけーなのですよ☆」って、もう終わってるんだけどな。

しかし…まあ、なんだ。


とりあえず、梨花ちゃまの趣味がとんでもなくマニアックなのは分かった(w