今週の夜王 第184話「翼派の台頭」

 遼介と新人ホストの翼(イカロス翼)は、どっちがロミオのNO.1になれるかを競うことになりました。イカロス翼は、自分の派「翼派」を立ち上げることを宣言。遼介派の中で一番成績が悪く、さえないホストの源太を覚醒させ、翼派に引き入れることに成功。その源太は以前とは違う生き生きとした表情を見せながらヘルプをこなし、しかもそれが翼派の女性達に大好評。他のホスト達に大きな衝撃を与えたのでした。


 でまあ、今週ではのっけからその源太がパフォーマンスを見せているのですが…。



クエッ クエッ クエッ!!

 今度は「嗚呼 花の応援団」だーっ!!全くとんでもないなあ覚醒源太は(w


 そんな源太の活躍に遼介派のホスト達の間では動揺が。しかし肝心の遼介だけは源太の成長をヘラヘラ笑いながら喜んでいます。

 コイツ、危機感がまるでねえええ。


 おまけに遼介は派のミーティングで「居心地の悪さを感じてたり自分の出来ることが限られていると思った者は、俺の派を抜けても構わない」とまで言い出しちゃったもんだから、ホストたちはビックリ仰天。当然修さんや卓也(ヤムチャ)は「何言ってんだ(゚Д゚)ゴルァ!」となるんですけど、遼介はどこ吹く風。



 そんな中、源太の躍進を見ていて悔しさを感じていた、遼介派の下っ端ホスト、太郎・淳平・秀和の3人も揺れ動いていました。源太でアレだけできるんなら、自分たちだって…。

 イカロス翼はそんな3人の心の変化を見逃さず、すかさず翼派に勧誘。またしても引き抜きに成功するのでした。




わざわざ「にっこり!!」と文字を付ける演出もさることながら、太郎たちのツラがシャ乱Qたいせーとまこと似なトコロも笑いを誘います。


まったく、井上先生はどういう基準で有名人に似たキャラを選んでいるのやら。もうワケ分かりません。



 次の日。イカロス翼を中心に5人で構成された「翼派」が、同伴出勤を果たしたからさあ大変。みんなが仰天しているんですが、遼介だけは危機感全くナッシングで「みんな、今日はユイちゃんの誕生日だ、もっと盛り上げていこうぜ!!」などとのたまっています。見かねた修さんが遼介を別室に連れて行って「いい加減にしろや(゚Д゚)ゴルァ!」と遼介を叱るのでした。


 修さんたちは、遼介が女衒の零(アミバ様)の問題でロミオを留守にしてた時も、「遼介がロミオに必要な存在だから…」と遼介を信じ、文句ひとつ言わずにロミオを守り続けてきました。

 それなのに肝心の遼介が自分の所のホストを引き抜かれてヘラヘラしてたんじゃ、そりゃ部下としてはやってられませんってなモンです。うんうん。どう考えても修さんが正しいぞ。


「お前の綺麗事で、飯が食えなくなるホストだっているんだ!
お前が今言ったことややってる事は、
そんな遼介派のホストたちを裏切る行為だぞ!
そのことを忘れるな!」



(……俺は、俺を信じてついて来てる仲間たちを
守らなきゃならない義務と責任があるということか…)


 さすがの遼介もこれには堪えたようで、NO.1 としての責任について、ようやく真剣に悩み始めるようになりました。

 というか、遼介がロミオのNO.1 になってから、もう1年くらい時間が経過してるはずです。それなのに今頃になってようやくNO.1 としての責任感に気づいただなんて、どう考えても遅すぎ!!

 もうね、アホかと、バカかと。そりゃ修さんだってブチ切れるさ。


 そんな遼介を尻目に、翼派は勢いを増していき、今では売上額でもほとんど差のない所にまで肉薄されてしまうのでした。


(みんなを…みんなを、守らなければいけない…!!)


 悩めるNO.1 はこのピンチをどう切り抜けるのか。つづく。


 うーん。遼介もようやく危機感を露にしだしたか。全くなんていい加減なNO.1 なのやら。そんな遼介は来週誰かに頼るみたいです。聖也さんが出てきたら最高!!なんだかえどなあ(w




 さて。今週は「夜王」の他にもBJ(ビジネスジャンプ)で井上先生の読みきり漫画が掲載されていました。

 タイトルは「大空者」(おおぞらもの。) 原作者は「ミナミの帝王」でおなじみの天王寺大氏です。


 この作品については、夜王スレ住人の方がこんなカキコをなさっています。

51 名前: 名無しんぼ@お腹いっぱい [sage] 投稿日: 2006/11/15(水) 18:34:58 id:gTUBgSgC0
今日発売のBJで、その井上大先生とやらの読切が載ってた。


カラーページ最初のリムジンのベンツは、多分全部コピー。
主人公は見た目遼介だが、ヘアスタイルのせいか、時々ロミオの店長に見える。
六本木にオフィスを構える若手社長6人中、4人がコピー。
ライバルキャラのファンドマネージャーが、どう見てもエロティカの店長
主人公が女性に手渡すラベンダーがコピー。
144ページ。借金取りにおびえる子供時代の主人公と父親がコピー連発。
ヒロイン(フライトアテンダント)が働く飛行機の客の中に、 男はつらいよ」の寅さんがいる。
ヒロイン、乗客の子供が吐くゲロをスカートで受け止める。パンツまる見え…というかケツ丸出し。しかもTバック。
ニュースキャスターは全員コピー。とくに154〜155ページにかけて同じコピー顔が6連発。
主人公とヒロインが食事している店が、「夜王」にも出てきた、沙耶がオーナーのイタリアン「ラ・ピアント」。
銀座の高級クラブに、なぜか聖也さんの母ちゃんが出てくる。ちなみにリシャールは出ない。
168ページ。ヒロインが主人公とのセクース中に両手広げて「私、翔んでるーーッ」


なんか予想以上に面白かった。源田のフリチンダンスには劣るけど。


ええ。全くその通りでした。


ちなみにこれが、その「ゲロをスカートで受け止めるシーン」と「私、翔んでるーーッ」のシーン。





なんなんだ この漫画は…。


「夜王」じゃなくてもコピー連発しまくってるところに、井上先生の「漢」を見たKAJIMEなのでした。