池袋のソープランド「D・M」のオーナー、藤堂さん(カッパ)に監禁されてしまった恭子さん。遼介と女衒の零(アミバ様)は彼女を救出するべく手を組んで、カッパの自宅に乗り込み、恭子さん&薬漬けで監禁されていた女性達の救出に成功。
囲っていた女性も、「尾花組」のヤクザ、池永さんの後ろ盾も失ったカッパは、ショボーン(′・ω・`)としたりウワァァン・゚・(ノД‘)・゚・ と泣き出してしまうのでした。
梨佳も助かったし、恭子さんも救い出したしで、とりあえず一件落着な遼介。まあ、カッパ一人が損な役回りだけど(w
高橋先輩と梨佳の元を訪れた遼介。先輩たちは再来週から、梨佳の目の手術のために渡米するそうな。あと、梨佳が抱えているアミバ様への売り掛けは、少しづつ返せばいいとアミバ様が言ってきたんだそうで。なんか急にいい人になったな、アミバ様(w
続いて、恭子さんの元を訪れた遼介。恭子さんは明日にもドイツに帰国するそうですが、ピアニストは引退するつもりであると打ち明けます。
アミバ様からは「これからも死ぬ気でピアノを弾け、それが俺の要求だ」と言われましたが、恭子さんは、アミバ様の気持ちを確かめることが出来て、そんな状況でピアノを弾きつづける事はとてもできないと結論付けたのです。
遼介が説得しても、その決意は変わりそうにありません。
…で、今度はそのことをアミバ様に伝える遼介。…なんか今週の遼介はパシリ役ばっかりだなあ(w
「零、彼女に何か伝える言葉はないのか?」
「そんなものは…最初からない」
公園のベンチでタバコに火をつけるアミバ様ですが、恭子さんの話になると、まだ体が(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル震えてしまいます。トラウマなかなか抜けないなあ。
そんなアミバ様が、突然ド真剣な表情で、遼介にある事を質問してきました。
「お前にひとつ訊いていいか…
他人(ひと)を愛することは、難しいことか?」
で、遼介はそのアミバ様の問いに答え、愛を説くのですが…このへんは敢えて省略(w
翌日。恭子さんはドイツに帰るために成田空港にいました。見送りに着た遼介は、出発時間までまだ時間があるからと、恭子さんを空港内のバーへ誘います。
「遼介さん、今度零に会ったら伝えて下さい…
“私がピアノを辞めるのはあなたのせいじゃない
自分自身に対してのケジメだ”と…」
やはり恭子さんの決意は固く、ピアニストを引退するつもりのようです。するとバーに備え付けられていたピアノから、ある演奏が聞こえてきました。恭子さんにとって聞き覚えのある曲「ルートヴィッヒの“悲愴”」を演奏していたピアニストとは…。
アミバ様だった――――!!
アミバ様は10年前の悲劇で指の健を傷つけ、ピアニストとしての道を断たれました。運指(うんし)が上手くいっていない、かつてのウデとは程遠いけれど、それでも汗水垂らし、恭子さんのために懸命にピアノを弾きつづけるアミバ様。
カッコイイ!!カッコよすぎだぜアミバ様!!
…いや、ここまでカッコよすぎると、もはや「アミバ」というあだ名が似合わなくなってしまいますね。
ここからは「トキ」と呼んであげることにしましょう。
たぶん中の人がアミバからトキに入れ替わっているんだよ。うん(w
でもせっかく女衒の零(アミバ様改め、トキ)が必死こいて演奏してるのに「ポロロン」「ピロロン」という情けない擬音のせいで、なんかギャグシーンに見えてしまうのが悲しいところです。でもそれが夜王クオリティ。
この感動的な演奏を耳にした恭子さん。トキとの10年前の思い出がよみがえって行きます。
でも、白目向いて立ちつくしているのは、ギャグにしか見えませんよ井上先生!!
演奏を終えたトキは、何も語らず恭子さんの元を去っていきます。そして恭子さんにトキの気持ちが伝わったのか「これからもずっとピアノを弾き続けます…」と引退を撤回するのでした。
うーん。最後のページのトキが、まるで死んだ人みたいに描かれているのがちょっと気になるぜ(w