今週の夜王 第173話「刺し違えても…」

 池袋のソープランド「D・M」のオーナー、藤堂さん(カッパ)に監禁されてしまった恭子さん。遼介と女衒の零(アミバ様)は彼女を救出するべく手を組んで、カッパの自宅に乗り込みますが、運悪くそこへ、カッパが呼んだ尾花組のヤクザの若頭「池永さん」がやってきて…!?



 池永さんに拳銃をつき付け「零と恭子さんを解放して欲しい」と迫る遼介。アミバ様たちは「遼介やめろー!!」と止めようとしています。まあ、一度遼介はピストルを発砲させたことあるしなあ。無理もないか(w


 しかしこの時、遼介はあることに気を取られてしまいます。チラリを横を見ると…。



何やってんだカッパー!!


まあ、カッパがアミバ様から恭子さんを引き離そうとするのは分かるんだ。でも、左手で恭子さんの乳揉んでるし、右手は股間に手を伸ばそうとしているし…。

 まったく、何をやってるんでしょうか。このエロガッパめ!!


 しかし、遼介がカッパの奇行に気を取られているうちに、池永さんに反撃されて、逆に銃を突きつけられてしまいました。そして池永さんは遼介に問い詰めます。「新宿の夜王に認められたほどのお前が、こんな女衒とババアのようなどうでもいい人間に関わって、何の得があるのか」と。すると遼介は…。


「たかがホスト…そうかもしれない…
ホストは人を幸せにする仕事だ…
でも俺にとって、それは客に限ったことじゃない…
俺は、そう教えられて今までやってきた…
ホストとしてだけじゃなく、人間として…
この2人を大事にすることが俺の生き方…
俺は人間としての誇りを捨てたくはない!!」


 言いたいことはわかんなくはないけど、さっきまで銃を突きつけてた相手「俺は人を幸せにしたい」と言っても、全然説得力ないよ(w


 とはいえ、遼介が刺し違えてでもアミバ様達を連れて帰る気だと悟った池永さんは、突然銃を引っ込めて「帰るぞ」と言い出し、カッパに対して「あんたとの取り引きは打ち切りだ」と一方的に言い放ってきました。

 当然カッパは「ふざけんな(゚Д゚)ゴルァ!」と怒り出しますが、胸ぐらつかまれて脅されては、何にも言えません。ガックシです。

 そして池永さんが帰り際、遼介に「ホスト、これでお前にひとつ貸しだ…忘れんじゃねえぞ」と言うと…。


「俺は、あんたみたいな人種は嫌いだ、取引きはしない…」


ちょwwwお前さっきまで「零と恭子さんを解放して欲しい」って取引しようとしてたじゃん!!

 それが、池永さんが引き上げることが分かったら、いきなり手のひら返しですか。まったく、何てひどいヤツなんだ。


何でこんなヤツが主人公なんだろう、この漫画(w



 さて、池永さんたちが帰ったあと、遼介は麻薬付けにされたカッパの女達に「もう帰ってもいいんだよ」と帰らせようとします。カッパが何かわめいていますが、ヤクザの後ろ盾がなくなった今のカッパなんて、まさに「へのカッパ」。完全に無視されています。


「ざけんじゃねえっ!こいつらはボクのペットだ!!
世間(シャバ)より、この部屋が好きなんだヨ!!」


 しかし、麻薬付けの女性たちは、一秒のためらいもなく服を着だして帰りの身支度。カッパは思わず「(´・ω・`)ショボーン 」としちゃいます。



 挙句の果てには、アミバ様に札束を投げつけられて、強制的に恭子さんを買い戻される始末。なんかもう踏んだり蹴ったりです。



 そしてみんなが帰ったあと、ひとり残され、全てを失ったカッパは「ウワァァン・゚・(ノД‘)・゚・ 」と声を上げて泣き出してしまうのでした。




 おそらく、カッパの出番は今週でおしまいだと思われます。うーん。コレだけの名キャラなのに、もったいないなあ。

あんたのことは忘れないぜ、藤堂さん!!



 さて、遼介が女の子達をタクシーで送り帰しているころ、恭子さんはアミバ様に「ドイツに来ない?」と言い出しています。


「どうすれば許してもらえるのか…
あなたが私をどうすれば許せるのか…
もし…現在(いま)の私を全てを壊せば…というなら
ドイツに来て、私の生活を見て
壊したいものを全て壊してくれて構わない
地位も名誉も財産も…
私が持っているものならどうしてもらってもいい…」


 もしも私の指を切り落として、二度とピアノを弾けなく死体のなら、それでもいいとまで言い出す恭子さん。しかしアミバ様は「何があってもお前がやったことを許すつもりはない」と前置きしながらも、表情を崩さず、このように返答します。


「お前は俺がピアノと一緒に今まで生きてきたという唯一の証人だ…
そして、俺が唯一認めるピアニスト…

これから先も死ぬ気でピアノを弾け
それが俺の要求だ
それ以上もそれ以下も、要求は他に何も無い!!」


カッコいいよアミバ様、アンタ男だよ!!


 でも、この後「ねえ零…私達もう一度…」などと、この期に及んでよりを戻そうとする恭子さんは、やっぱりクソ女だと思う。

 そりゃアミバ様だって「ふざけたことを言うな!!」って怒っちゃうよ。



 そして恭子さんの元を去るアミバ様。その瞳からはとめどなく流れる涙が…!!



うおおー!!アミバ様 超カコ(・∀・)イイ!!


ぶっちゃけ、もうアミバ様が主人公でいいよ。

ていうか、中身がいつ間にやら「アミバ様」から「トキ」に変わってるんじゃないですかー!?