今週の夜王 第171話「飛んで火に入る…」

 梨佳のかわりに、池袋のソープランド「D・M」のソープ嬢として働くことになったピアニストの恭子さんは、藤堂さん(カッパ)によって、自宅の「カッパパラダイス」に監禁されてしまいました。そして恭子さんに忍び寄る怪しい注射器…!!
 その恭子さんを救おうとする遼介と女衒の零(アミバ様)は、2年前、アミバ様によってD・Mに売り飛ばされたソープ女から恭子さんの居場所を聞きだそうとしますが、彼女は激怒して教えてくれません。すると遼介がいきなりアミバ様の頭を掴んで、無理やり土下座させました。そして自分も一緒に土下座するのでした。


「悪かったのは俺達だ…この通り謝罪する…
あなたの怒りは痛いほど判る…でも、それを承知でお願いしする…
頼む、全てが手遅れになってしあう前に、力を貸してくれ!!」


 そう言いながらもアミバ様の表情をちらりと見てみる遼介。その表情は本当に反省して入るようにも見える…?


 根負けしたのか、それともアミバ様の心情を察したのか、女性はやれやれといった感じで、カッパの自宅の住所を名刺に書いて教えてくれました。

早速遼介はアミバ様に自分の車に乗るよう促します。


「オイ、二度とあんな真似を俺にさせるんじゃねえ…
それにここからは俺の問題だ、お前は関係ない、名刺をよこせ…」
「恭子さんをDMで働かせるのを止めなかったのは、俺の責任だ
あの藤堂という男は、俺が責任を持って止める

お前は恭子さんに集中しろ」


 遼介がそう言うと、アミバ様は黙って遼介の車に乗り込むのでした。

 おお、なんかカッコいいぞ。ラディッツを倒すために手を組んだ悟空とピッコロって感じだ(w



「コレ…何か知ってるかなあ…
ステキなお薬…世間ではシャブって言ってんだけどさ…
フフフ…楽しい時間の始まりだ…」

 巣鴨にあるというカッパの自宅「カッパパラダイス」では、今まさに恭子さんに麻薬が投与されようとしていました。しかしあまりの恐怖に、恭子さんは白目を向いて気を失ってしまいます。


 さあコレでいよいよ恭子さんも…というところで、突然ひとりのシャブ中の女が、カッパに「ねえ…麻薬…頂戴よお…」とせがんできました。カッパはこいつをウザイと思ったのか、突然どこかに電話をかけます。


「もしもし、池永さん?藤堂ですけど…
ちょっとまた引き取ってもらいたい女が一人入るんですけどネ…」


 電話の相手はどうやらヤクザのようです。カッパは麻薬付けにした女で飽きたのがいると、この池永さんに売り払っているようです。電話先の池永さん(口元のヒゲは見えますが、顔は分かりません)は15分後に、直接カッパの自宅に伺うと約束します。


電話を終えたカッパは台所にある冷蔵庫に向かいますが…。

このシーン、突っ込みどころが満載です!!



あんなにデカい冷蔵庫なのに、入っているのは牛乳ビン3本だけかよ!!とか。

なんでそんな健康的に牛乳を一気飲みしてんだよ!!とか。

いや、一見牛乳に見えるけど、中身は「かっぱ水」じゃないのか!?とか。


ちなみに「かっぱ水」ってなぁに?って方は、今週号の「カッパの飼い方」を読みましょうね♪



 カッパが嬉しそうに、かっぱ水(推定)をゴクゴク飲んでいると、突然インターホンが。モニターを見ても何も写っていませんが、どうやらバイク便が来たようです。

 自宅でやっているのが麻薬パーティなので、突然の来客に、さすがに不審がるカッパなんですが、もしかしたらかっぱ水のお届けモノ?とでも思ったのか、入り口のロックを開けてしまいます。


 で、実際誰だったのかと言うと…。





コイツらでした。見事なコンビネーションですね。

それにしても防犯カメラを手でふさいでいるアミバ様がいい味出してます。

杖を投げたり、目薬を指したりと、なんかコイツはこういう細かい描写をして入る時は生き生きとしてるなあ(w


 で、まんまと騙されたカッパは、遼介とアミバ様のタックルに吹っ飛ばされます。そしてぶっ倒れている恭子さんを介抱する遼介…って、オイオイ遼介、アンタさっきアミバ様に「お前は恭子さんに集中しろ」って言ってたのに、なんでお前が介抱してるんだよ(w


 カッパの前に両手を広げて「この女は返してもらう!!」とカッコよく立ちはだかるアミバ様ですが、その時インターホンが。どうやらさっきのヤクザ・池永さんがやってきたようです。
コレで一気に形勢逆転。


「飛んで火に入る何とかってのは、お前らのことだヨ…
池永さん、ちょうどよかった…
連れていって欲しい人間が2人増えたんですが、いいですか?」

 果たして遼介・アミバ様・恭子さんの運命は?次回へつづく。