今週の夜王 第153話「ピアノと写真」


 梨佳をどっちがGETするかをかけた「プレゼント対決」で見事遼介に勝利した女衒の零(アミバ様)は、梨佳の自宅まで送っていった際,勢いでなかば強引に梨佳を抱こうとするのでした。


アミバさんが女を自宅まで送ってる!!なぜだぁー!!」


「送ったんじゃねえ,犯るためについて来ただけだぁ!!」


「さすが女衒、貪欲だあー!!」



なんか思わずDMCのお客さんの気分になってしまいました(w


 レイープという、まるで梅澤ワールド丸出しな展開に、思わず「おおっ」とうなっちゃいましたが、梨佳が「あなた以外の事は考えないからもうやめて!!」と訴えたら、あっさりと手を引っ込めてしまうアミバ様。
 なーんだ、つまんないの。せっかく梨佳のお股パカーンが見られると思ったのに(w


 一方その頃、自宅謹慎中の遼介の元へ,スナイパーのホスト3人組がやってきました。どうやら彼らは遼介がロミオをやめてまでスナイパーにやってきて、アミバ様とやりあっている遼介に心を打たれたようです。


「さすが遼介、おれたちに出来ないことを平然とやってのける
そこに痺れる憧れるゥー!!」


まさに、こんな感じですね(w

 というわけで彼らは、アミバ様をスナイパーから追い出そうぜ!!と一緒に遼介と戦うと言ってくれました。まさに渡りに船!!なワケですが…なんと遼介はこの申し出を断ってしまいます。


「悪いが俺は遠慮するよ…
零はホストとして絶対に許せない奴だけど
徒党を組んで裏でコソコソやるのは好きじゃない」


 おいおい、アンタ…コミックス13巻(121ページ)で、アミバ様に


「どんな事をしてでも  梨佳さんをソープに沈めない」



って言ってたじゃん!!何カッコつけてんだ(w
このように、さっきまで言っていた発言をあっさりと覆す…これが夜王クオリティ!!

 で、遼介に断られたスナイパーのホスト三人組は、すごすごと退散。


「遼介は乗ってこなかったぜ…どうする?」

「…仕方ないな…俺達だけでやるしかない!」


 うーん、こいつらの動きも気になるなあ。なんか引っ掻き回しそうである意味楽しみではあるのだけれど。


 さて、今日もアミバ様との同伴でスナイパーに来店する予定の梨佳は、ジャズバーで待ち合わせ。ちなみに彼女は300万の貯金を全てアミバ様につぎこんでしまったようです。もうね、アホかと、バカかと。 つーか、レイープされそうになったにもかかわらず、引き続き店に通おうとするその神経が理解できないよ…。駄目だこいつ、早くなんとかしないと…。

 で、アミバ様が現れた頃、ちょうどピアノマンのジャズの演奏が終わります。ここで梨佳が「この人(アミバ様)もすごくピアノが上手なんですよ」などと言い出してしまったからさあ大変。たちまちアミバ様の表情が一変します。

 で、そんな話を聞いたもんだから、一曲いかがですかと、アミバ様にピアノを弾くよう勧めてくるピアノマンアミバ様はやんわりと拒否するのですが、周りはすでに「お前ピアノ弾けや(゚Д゚)ゴルァ!」という雰囲気に。仕方なくアミバ様は「俺にくだらねえ指図をするんじゃねえ、殺すぞ」ピアノマンのオッサンを脅し、梨佳を連れてとっととその場を離れちゃうのでした。

 

 さて、一方の遼介は、アミバ様が女を憎んでいるように思えるのは、過去に何かあったからではないか…と考えるようになりました。というわけで、アミバ様に沈められたロミオの元常連のミズキさんに会って、アミバ様の過去の女の事について聞きだそうとします。

 で、ミズキさんは昔アミバ様の家を訪れた時に、机の中にしまってあった「ある写真」をパクってきたんだと発言。その写真を譲ってもらうことに成功しました。


 さて、その写真に写っていたのは…ピアノの前にたたずむひとりの女性。笑顔がキュートで美しい黒髪の女性でした。


(……この女性と零が…一体どんな……?)



 謎の女性ピアニスト。はたして彼女はアミバ様にとってどんな存在だったのか?次週へ続く。



 うーむ。アミバ様がピアノマンからピアノを勧められたシーンを最初に読んだ時は…。


「やっぱりアミバ様が口にしていた “昔、ピアニストを目指してた”っ てのは全部ウソだったのか!!
だからあんなに必死に誤魔化しているんだー!!」


 と思ってたのですが、どうやらまったくのウソッぱちではないようです。きっとアミバ様も過去に辛い事があり、その悲しみを背負って生きているのだなあ。泣けるぜ!!