今週の夜王 第137話 「一方通行」


 遼介はしばらく会わないうちにすっかりコワモテなエディ・マーフィーに豹変した高橋先輩から、自分の女であるマッサージ師の浦澤梨佳に会ってくれと頼まれます。しかし梨佳の口からは「高橋さんと別れたい」という衝撃の発言。梨佳を大切にするあまり、自由を与えずに束縛してしまっている高橋先輩のせいで梨佳がストレスを感じていると見抜いた遼介は、彼女をロミオに招待して、修さんや卓也(ヤムチャ)と一緒に梨佳をおもてなしし、盛り上げてあげることにします。しかしそのとき突然「コレは何のマネだ(゚Д゚)ゴルァ!」と高橋先輩がロミオに怒鳴り込んできちゃいましたよ(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル。


 約束を破って勝手にホストクラブに行った梨佳に対して、鬼のような形相でにらみつけて、怒りをあらわにする高橋先輩。なんか顔がメチャクチャ笑えます。でも初期の面影が全然なくなったなあ…女装して遼介を助けてあげてたオモシロ黒人はどこに行ってしまったのでしょうか(w
 遼介が「梨佳さんをあまり縛り付けずに、彼女の意見を尊重してあげてください」などと忠告するものの、高橋先輩はまったく聞き入れてくれません。そして「金輪際梨佳に近づくな(゚Д゚)ゴルァ!」と怒鳴り散らして、梨佳を連れて帰っちゃいました。
 そして車内。「私は普通でいいの!」と主張する梨佳に対して、高橋先輩はこう反論します。


「普通、普通って、いったい何が普通だというんだ!?
お前は人並みの事さえできればそれが幸せだと思ってる…
俺に言わせればそんなものは幸せじゃない!
他人より絶対的に豊かになることが本当の幸せだ!
お前は最低限の生活ができればいいと諦めてるんだ
だがそんなことはない…お前はもっと幸せになる権利がある…
たとえ目が見えなくとももっともっと幸せにはなれる!!
もう必要以上に努力したり、ハンデを無理に乗り越えようとしなくていい…
頑張らなくたって、俺がお前を守ってやるから…
俺はお前を幸せにしたいんだ…俺の願いはただそれだけだ…」


 そう言って車内で梨佳を抱きしめる高橋先輩。うわあ…メチャクチャカコ(・∀・)イイ!! 惚れそうだよ先輩!!
 抱きしめられている梨佳は涙しています。感動しているんだ…と思いきや。


(わかってない…この人は私のことをわかっていない…
大切な人に理解されない事がこんなに悲しいなんて…)


 うわあ…すれ違いまくりだよ!なんか報われないなあ高橋先輩ウワァァン・゚・(ノД‘)・゚・


 さてそんなある日の朝っぱら。仕事が終わった遼介は、ヤムチャと修さんに連れられて、高橋先輩のお店「ポイズン」を見に行きます。デカくて偉そーな、豪華なビルに入っています。
 ヤムチャによると、ポイズンは大変繁盛しているそうな。その理由は高橋先輩の3つのこだわり「清潔感」「徹底したサービス」「女のレベル」…この3点と並々ならぬ努力で、ポイズンは歌舞伎町のソープファンをごっそり持っていくほどの人気を誇っているのです。

 そんな中…ポイズンから、ロミオのかつての常連客だったミズキさんが出てきました。一部上場企業の秘書だった彼女ですが、しばらく見ないうちに外見が水商売やってるって感じの女性に豹変しています。
 そしてそんな彼女の前に一台の車が停車します。いかにも高級そうな車を運転している男は「スナイパー」というホストクラブの「天海零」(あまみ れい)という男でした。どうやら「女衒」(ぜげん)*1という別名があるそうな。
 ちなみに外見は…!!















 ア…アミバ様!?

 コイツ、どっからどう見ても「北斗の拳」のアミバ様にしか見えないよ!!しかも名前が「レイ」ときたもんだ。ここまでそっくりだと、どうせなら「レイ」ではなく「トキ」と名乗って欲しいくらいです。*2きっとコイツは南斗聖拳の使い手で、ミズキさんとかを木人形(デク)にして、経絡秘孔を突いては人体実験でもしているのでしょう。間違いありません!!そして最期は塔を後ろ向きに歩かされて転落死、と(w

 しっかし、井上先生もついに他人様の漫画のキャラをコピーするようになってしまったのでしょうか。いいのかこれって(w

*1:「江戸時代、女を遊女屋に売るのを商売にした者」の意味。

*2:アミバ様は顔を変え、背中に傷までつけて、ケンシロウの兄・トキに成りすましていました。