キャプテン翼 GOLDENー23

 今週のYJ45号から、高橋陽一先生(以下「YOO1」と表記します)の新連載「キャプテン翼 GOLDENー23」がスタートしました。個人的にキャプ翼大好きなK・TOZAWAとしましては、まさに待ってましたといわんばかり。まあその犠牲が「EVIL HEART イビルハート」ってのがかなり残念でしたが…。もっと他に終わらせるべき漫画があるはずなのになあ(w 何とは言わないけど学(以下略)

 今回のお話は次週以降にはじまる本編のプロローグ…という位置づけだそうで、ドイツでの親善試合に臨むサッカー日本代表というところからスタートです。前半を折り返して、シュナイダー率いるドイツ代表に2点のビハインドを追う事になった日本代表。ジーコ監督は中田英寿中村俊輔の両エースと、GK川口能活に代えて、翼・岬・若林の3選手を一気に投入するのでした…。
 以下に、今回のキャプ翼を読んでて思ったこととか感じたこととかを箇条書きにしてみますね。

  • 実在の選手とかが多数登場。

 上記でも触れてますが、ファンサービスなのか、今回のお話には日本代表で、実在の選手がたくさん出てきます。今回の登場がたぶんキャプ翼初登場?と思われるジーコ監督は威風堂々、なんだかメチャクチャ凛々しく描かれてます。適当に描かれていた前監督のトルシエとは大違いです(w で、2点リードされて迎えた後半で、ヒデや俊輔に代えて翼たちを投入するんですが、ここで敢えて小笠原を交代させないのがいかにもジーコ采配らしくて妙にリアルだ(w この辺はさすがと言ったほうがいいのかしらん。
 まあ今回の主役は翼たちなので、実在選手たちの扱いなんてほとんど無いに等しいものです。実在の代表選手でセリフを言ってるのは、28ページでの加地の「あっ」だけですし(w
 

  • ドイツ代表に新キャラキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!

 あと、今回の試合において、ドイツ代表の選手として、「シュバイル・タイガーボラン」という名前の、翼たちと同い年である21歳の芯キャラ選手が出てきていました。名前のモデルは「バスティアン・シュバインシュタイガー」かな…?かな?
 どうやらコイツは足が速く、「フィールド左サイドは俺の庭」という言葉通り、サイド攻撃が得意のようです…って、なんですかこのカペロマン*1もどきは(w またテクモ版キャラを中途半端にインスパイアして劣化モノ(ナトゥレーザとかサリナスがいい例ですね)を生み出してしまいましたよ。まあカペロマンは右サイドの選手だったけど。
 とりあえずYOO1はカペロマンに謝ってください。それが出来ぬのなら腹を切って(以下略)。

 そのほか、ドイツ代表として出てくるおなじみのメンバーとしては、シュナイダー・カルツ・そしてミューラーの三人。シェスターとマーガスは出てきませんでしたが、まあA代表だからコイツらは選ばれなかったのでしょう。今回は五輪編らしいので、そっちでの出演に期待。
 あとはカーンもどきとか、バラックもどきなどといった、なんちゃって実在選手たちでした。それにしても翼・岬のツインシュートで腕を破壊されて負傷交代させられた、カーンもどきの扱いが、あんまりにもひど過ぎるなあと思います。
とりあえずYOO1はカーンにも謝ってください。それが出来ぬのなら腹を切って(以下略)。

  • 欄外になんか書いておけばとりあえずOK

 さて、翼たちが投入されると、ツインシュートで一点を返し、さらに残り15分を切った所で、高原に代えて日向が投入されます…。
 って、あれ?交代枠使い切ってるんじゃ?…と一瞬思いましたが、よーく見ると、ページの欄外にこんな注釈が書かれていました。


「このカードは親善試合のため、6人まで交代が可能なのだ!!」


 そういえば前作でも、欄外に「厳密には反則だが審判のフエは鳴らず…」*2という名言を残してたなあ。
 とりあえずYOO1ワールドでは、たとえ不可解な現象が起きたときでも「とりあえず欄外になんか書いておけばOK牧場」という事らしいです。これがYOO1クオリティ。
 というか交代枠6人使えるんだったら、ついでに松山と三杉も出してほしかったんですが(w


 結局試合は試合終了直前に、日向の雷獣シュートがミューラー相手に突き刺さって、2−2のドロー。翼・岬・日向・若林の4選手は「次のオリンピックで金メダルを取るんだー」と誓い合って、それぞれが活躍する国へ帰っていく…という所で、おしまい。
 ちなみに五輪代表監督は、前作の最終回にて、日向の恩師・吉良監督であることが判明しております。いったいどんな無茶苦茶なトレーニングをやらせるのか、今から楽しみです♪


総「なにィ」回数… 1回

*1:テクモ製のFCソフト「キャプテン翼2 スーパーストライカー」などに登場した、ゲーム版オリジナルのドイツ国籍の選手。右サイド攻撃を得意としたMFで、強力な必殺シュート「サイドワインダー」を放ち、テクモキャプ翼ファンから大絶賛された選手でした。

*2:キャプテン翼 Road to 2002」で、日向のシュートの瞬間に敵DFの差し出す左手が日向の左足にわずかに触れるプレイがあった際、欄外で「厳密には反則だが審判のフエは鳴らず…」という注釈が明記されていました。わざわざこんな注釈つけんでもなあ(汗) たぶんこの注釈さえあれば、ループシュートを帽子ではたこうが、ボール越しにボディに蹴りをお見舞いしようが「厳密には反則だが審判のフエは鳴らず…」という事で、何でも許されちゃうのでしょう。きっとね(w